sweetie 【W.紫緑】 (ページ44)

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黄「はぁ、やっと見つけたっ、」

『淳太！』

黄「かみちゃん走るの速すぎて見失ったわ
はぁ、走ったらつかれたっ...」

『大丈夫？ここ座わって』

俺のもとに走りだしたかみちゃんを追いかけてきたようで息があがっとる淳太

両想いやって知れて満足しとったけど、そういや最近淳太とばっか一緒におったわけ聞けてへん

もしかして淳太もかみちゃんのこと好きなんかな

黄「その様子やと上手くいったみたいやな
かみちゃん良かったなぁ」

『うん、淳太のおかげや
ほんまに色々ありがとう』

紫「なに？淳太はかみちゃんの気持ち知っとったん？」

黄「そやで？
俺かみちゃんの協力者やから」

よう分からんけどかみちゃんのこと好きなわけやなさそうで安心

淳太頭ええし大人やからライバルにはした無いねん

黄「これからはもう気持ち抑える必要もはまちゃんの誘い断る必要も無くなったな」

『ちょ、淳太余計なことは言わんでええねん！』

紫「やっぱ俺のこと避けとったんや」

『はまちゃんは自覚ないんやろうけど期待させるの上手いねん
やから一緒におるのしんどくて好きなんバレたら終わりやし避けとった』

紫「期待さすの上手いってなに？」

『可愛いって言ったりすぐ体に触れてきたりするやん！
カラオケやって俺のこと見ながらラブソング歌うしほんま無自覚って罪やで』

ああ、それなら無自覚なわけやないから

そんなん意識してもらうためにやっとるに決まってるやろ

けど勘違いされたままの方が都合ええか

これからも俺のこともっと好きになって貰えるように続けてくつもりやし

黄「ほんま気づいてへんのかみちゃんだけやで...」

『ん？なんか言った？』

黄「いや、なんも」

まぁ淳太には全部バレとるみたいやけど

fin