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紫side
ずっと好きやったかみちゃんとようやく付き合うことができた
何年も前から想っとってさりげなく体に触れたり褒めてみたり
最初のうちはただのメンバーとしか思われてないんやろなって反応で
へこんだりもしたけど諦めるなんて出来なくて
地道に頑張っとったらもしかしてなんて反応をしてくれることが増えて
浮かれてたのがあかんかったんかな
最近誘っても断られるようになって避けられてるのかもって感じるようになった
昨日やってふたりでカラオケいって楽しい時間過ごそうと思っとったのに断られて
けどまあ仕事なら仕方ないしまた別の日に誘えばええかって
でもひとりで行ったカラオケの帰り道、淳太と仲良く歩いてるとこ見てもうたんや
酔ってるのかフラフラしとるの支えられてて嘘つかれてたって気がついてしまった
それでもたまたま淳太と大事な話があっただけやって、俺のこと避けとる訳やないって信じたくて
今日こそ2人で過ごしたいって誘ったのにまた断られて
声を荒げてしまった俺を制してかみちゃんを守るのはやっぱり淳太で
もう手遅れなんやって悟った
惨めで情けなくてその場から逃げだした俺を追いかけてきてくれて
突然告白してきたかと思えば振ってくれって俺が好意を寄せてるなんて1ミリも考えてなさそうで
今まで俺が頑張ってアピールしてたんなんも伝わってなかったん？
好きなんやから振るなんてそんなん出来るわけないやん
俺も好きって伝えたら嬉しいのか泣きだしてしまって
そんなとこも可愛いって思うくらいかみちゃんのことを愛しとるんよ
好きって伝えて抱きしめることが出来るのがこんなに幸せなんやって
長くてしんどい片想いやったけど俺かみちゃんのこと好きになって良かった
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作者名：mii | 作成日時：2024年2月15日 20時
