sweetie 【W.紫緑】 (ページ20)

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紫side

カーテンの隙間から射し込む朝日の眩しさで目を覚ます
隣には安心したように穏やかな表情で眠るかみちゃん

ずっとひとりで眠れない不安な夜を過してたんやろうな
もっと早くに気がついてあげるべきやった

『っん...あさ...？』

紫「おはよぐっすり寝れた？」

『うん、ほんまありがとう
はまちゃんのお話聞いてたらすぐ寝付けた』

そう言ってへにゃりと笑う姿におれもひと安心

「寝れんときはいつでも呼んでな？
家来れんときでもかみちゃんが寝れるまで電話繋いだる」

『...なんでそこまでしてくれるん？』

「そりゃ大切なメンバーやからかな
かみちゃんが辛いときに少しでも力になりたいねん」

かみちゃんのことが大好きで大切やから、君のためやったらなんでも出来るし、してあげたい

けどここで好きやからなんて言ったらきっと困らせてしまう
彼氏になれたらって思うけど今伝えるべきやない

今はただ君が笑顔でいられることを願って

fin