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母「え、彼氏?」
『残念ながら、ミサです』
母「なーんだ、じゃあ当日髪型とかやってあげるわよ」
『え、できるの?』
母「あんまり舐めないで欲しいわ。お母さんは
Aくらいの歳の時は、毎日のように髪型変えてたもん」
『へー、そうなんだ』
母「毎日下ろしててもったいないわよ」
『朝からそんな時間ないんだもん』
母「はいはい、そろそろご飯だから座りなさい」
『はーい』
…そういえば、夏祭りしげたちも行くのかな?
⋮
『………うぉ、』
母「なにその反応」
『いや、なんか、別人みたいだなーって』
母「そうねー、思った以上だったわ。
やっぱ童顔って浴衣が似合うってホントね」
『………褒めてる?』
母「…ほらもう時間よ、いってらっしゃーい」
『え!ちょっと!!』
なんて言ってたら家から追い出されて、前を向くと
既に薄いブルーがベースの浴衣を着たミサがいた。
ミサ「お、ちゃんと着てる」
『…そりゃあねぇ』
ミサ「似合ってるじゃん、かわいい!」
『ミサの方がかわいい、大人っぽいもん』
ミサ「……もう、わかってないな。はい、行こう」
お祭りは私たちの地元から歩いてすぐでやっている。
ミサ「中学の子とかいるかな〜」
そう言って賑わってる周りを見渡すミサ。
『いるけど、こんな人じゃ見つからないね』
ミサ「そうだね〜、何人か高校の子も来てるみたいだよ」
ストーリーみた?と言われて開くと、やっばりそこそこ大きいからか
何人か来てるみたいだった。
『あ、』
ミサ「ん?なに?」
『…サッカー部、来てるんだ』
ミサ「え、望たち?」
『うん、ほら』
と、隣のクラスの関わりのないサッカー部のストーリーを見せる。
そのストーリーには、サッカー部全員が「お祭り〜」という文字と一緒に載っていた。
ミサ「…会えるといいね」
『…こんな人だから無理だよ』
ミサ「そう?わからないじゃん?」
そう言いながら少し期待してる自分がいる。
ミサ「あ、ぶどう飴食べたい」
『あ、私も』
2個付きのぶどう飴を1つずつ買って、また回ろうとしたその時、
『あ、』
ミサ「もー、次は何?」
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作者名:ちゅら | 作成日時:2020年4月21日 3時