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何とか今日の教科が終わり、ため息をつく。
隣からも同じタイミングでため息が聞こえた。
『望できたの?』
小瀧「いつもよりかは手応えあるわ」
神ちゃん様々や〜、と昨日は神ちゃんに教えてもらったみたい。
いつもは帰りのホームルームまで騒がしいクラスも
さすがにテストとなると違って、みんな疲れきっている。
しげなんて机に伏せてるし。
昨日夜遅くまで無理させちゃったな、と少し後悔。
先生が入ってきて、帰りのホームルームが始まる。
先生「じゃあ明日も頑張れよ〜」
とゆるーく締めくくり、ホームルームが終わる。
小瀧「あー、帰って一旦寝よ」
じゃあな、とさっさと帰る望。
あぁそっか、部活ないのか。と1人納得してると、
重岡「A〜」
と聞こえて、パッと振り返る。
重岡「いつもより手応えバッチリやねん!」
Aのおかげやな、と笑う君を見て胸が高鳴る。
『…それならよかった(笑)』
重岡「おう!…あ、約束。忘れてへんよな?」
『…もちろん』
忘れるわけない。
重岡「おー、ならよかったよかった(笑)
明日も頑張ろうな〜」
じゃあまた明日、と去っていく彼に
『うん、また明日』
と言うと、「あっ」といって引き返してくる。
『ん?どうした?』
重岡「あぶね〜忘れるとこやった」
ほいコレ。と渡されたのはかわいい紙に包まれた
いちごミルクの飴だった。
『え、?』
重岡「こないだのチョコレートのお礼」
好きやん、いちごミルク。
ニコッと笑いながら言う君。
『…うん、ありがとうね』
重岡「おう!じゃあ、ほんまにまた明日!」
『うん!また明日、!』
彼の中で、どんなイメージでもいい。
私がいてくれたことが嬉しかった。
家に帰り、彼に貰ったいちごミルクを口に入れる。
『…甘いな、』
いちごミルクは、飴でも甘いと実感した。
そうしてそこからは何事もなく、期末テストが終わった。
あとは、テスト返しをして球技大会をして
夏休みを迎えるだけ。
そう思うと、心が軽くなった。
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重岡「…えっと、じゃあ言います」
ミサ「もったいぶんなよ」
重岡「…わたくし、重岡大毅…なんと…赤点ゼロでございます!!」
パチパチ〜と自分で拍手するしげ。
ミサ「はい、おめでとう〜。望は?」
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作者名:ちゅら | 作成日時:2020年4月21日 3時