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そうつぶやく2人の横でバクバクする心臓。
…………約束、できちゃった。
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放課後、いつものように家に帰り
少しだけ数学をやる。
…今回は、そんなに難しくないしいけるかな
そう思って、物理もやる。
物理も計算問題だからいけるし、あとは暗記科目。
それは前日に詰め込めばいいし…、
よし、もう今日はいいや(笑)
そう思って布団で携帯をいじる。
さすがにテスト期間だからかこの間みたいに
押したらひとことをやる子も、タピ活してる子も
いなくて、すぐにSNSを見飽きてしまった。
⋮
そんな日々を繰り返す。
しげと望は結構本気で勉強をしてる。
テスト一週間前になると自習が多くなるうちの学校だから
私はその時に理系科目と少し暗記科目をやり、
もうほぼ完璧にした。
ミサには家帰って電話しながら教えたり
たまに隣の席の望に教えたりしてたけど、
しげに教えることはなかった。
しげは別人かのように自分の机で勉強をしてる。
お昼の時も単語帳を見ながら食べてるし、
それに対してミサが、
ミサ「しげ、めっちゃガチだね」
重岡「そりゃそやろー、俺も遊び行きたいし」
とニコッと笑う。
遊ぶの楽しみにしてくれてるのか、と思うと
私も頑張らなきゃと思い、より一層やる気が出る。
小瀧「まぁ部活もハードやけどな」
重岡「それは禁句や、小瀧。」
………この期間に部活のことは禁句らしい。
サッカー部の顧問、厳しいからなぁ。
思ってるより大変だなと思い、
そんな2人に朝コンビニ寄った時に買った小包の
チョコレートを1つずつあげる。
『これで糖分摂取してください(笑)』
小瀧「お、これ好きなやつや。ありがと」
ってすぐ口に入れる望に対して、
重岡「うわぁー!気ィ効くなぁ!家帰って食べる!」
と、ポケットに入れるしげ。
今日は金曜日。
つまり、明日明後日は土日で休み。
サッカー部は土曜だけ練習があるらしく、
「日曜ガチるねん」と一言。
まぁ、なんせしげとミサが苦手な理系教科の
数学と生物がまさかの初日に被ってるからなぁ(笑)
むしろ運が良かったのかな、とも思う。
ミサ「日曜電話していい?夜でいいからさ、」
『ん?全然いいよ。はい、チョコレート』
ミサ「ありがとう(笑)」
………早くテスト終わらないかな、
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作者名:ちゅら | 作成日時:2020年4月21日 3時