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誠也「井上くんから聞いたんだ、ロバートくん、以前にもボクのクラスのひろしくんをイジメてたって、」
大晴「…………5年3組にイジメはあった、ロバートくんは家の経済力でクラスを仕切る力を持ってて、誰もロバートくんには逆らえない状況も作り出してて、ボクは普段から生徒にナメられてたから、井上くんへのイジメを何が何でも辞めさせたかった、でも出来なくて、」
誠也「…………………」
大晴「井上くんを助けるには誰かが犠牲にならないとダメだから……………だからボクが！」
誠也「それで大晴がイジメを受ける事に、」
大晴「ボクがイジメを受けている間は3組の子は誰も傷つかないしボクが耐えてればそれでいいんだ！！！！」
誠也「……………………」
大晴「誠也に井上くんを頼んだのは……………もう教師ができないかも知れないからっ…………」
誠也「辞めるの？」
大晴「髪がこんなに500円玉くらいハゲになっちゃってっ…………その挙げ句に倒れて病院で薬もらう羽目になっちゃって……………もう無理だよ！ボクにはそんな力出せないよ！」
誠也「大晴……………」
大晴「怖いんだよあの子達の前に立つのが！！！！教壇の前に立つのがとっても怖いんだ！！！！」
〜
那伊留「何てガキ共なんだよ！！」
和也「可哀想……………いとこさんも生徒さん2人も、」
誠也「おばちゃんは大晴に教師辞めさせたいって、」
丈一郎「そりゃそうだろうな！」
ボクは大晴の代理として
富士見ヶ沼小学校に
井上くんは富士見ヶ丘小学校に
「困りますね！！！貴方は他校でしょ！！！！」
誠也「ですからボクは福本大晴のいとこです！！！」
「だからって何ですか！！！！出ていきなさい！！」
ロバート「待ってください！福本先生のいとこさんなんですよね？どうぞ！」
「キミがそう言うなら！」
教師たち皆
この子に弱いんだな！
情けない！
副委員長「じゃあ野村くんと立野くんは知ってたんだ、」
野村くん「イジメてた奴と合同試合なんて出来ないって！」
立野くん「井上くんはこのままうちのクラスに？」
鈴木くん「福本先生が辞めてしまうなら、」
一太「………………」
めぐみ「そのほうがいいよね！」
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作者名：末澤あめ | 作成日時：2024年3月2日 10時
