【五条悟】最強と最凶に奪い合いされてます【両面宿儺】

6.唯我独尊 ページ9

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『はほー、ほひあえふ、ははひへふへはへ？(あのー、とりあえず、離してくれません？)』



頬をむにっと掴まれているから、今の私はまともに話す事も出来ない状況なんだけど……



「はぁ」



溜め息つかれた！！



「その様子だと最後に交わした縛りも覚えとらんな。お前の阿呆な頭では無理もないか」



まだ出会って数分なのにけなされた！！
理不尽すぎない？？



「その上、あの男にも呪力を流されているとは。こうほいほいと俺以外の呪力も取り込まれては目も当てられんが、淫魔故仕方無い」

『一人で話をどんどん進めな、あ、喋れた』



ここでようやく宿儺の手が私の顔から離れる。
……でも私の上からは退いてくれなかった。何で？？



『人違いでは……』

「……ほう。そう思うか」

『いやだって本当身に覚えが無い……』



なんなら何1つ宿儺の言ってる事が分からないんだけども。
っていうか思ったんだけど、この状況もし誰かに見られたらやばくない？



傍から見れば悠仁君が私を押し倒してる感じになるけど大丈夫？？



そんな事を思っていれば目の前の宿儺は、ふむ……と僅かに何かを考える素振りを見せた。



「では1つ良い事を教えてやろう。お前が俺のものならば、淫紋が浮かぶ」

『い、いんもん？』

「試してみるか？」



試すって、どうやって



私がそう言うより早く、口角を上げた宿儺の顔が更に私の顔に近付いて、
え？なんて思う暇もなく、瞬きする間に宿儺に私の唇を塞がれた。



キス？！
何で急に？！まさかこれが試す、方法？？
な、え？



なんなら只キスをするだけではなく、宿儺は舌も差し込もうとするから、いや流石にそれは！！！いやキスも駄目だけどね？！と慌てて唇を固く結んだ。



すると一瞬私から口を離した宿儺。



「開けろ」



命令口調で言われても開けないから！！



「開けねば犯す」



前言撤回、我が身大事！
私は一瞬で口を開けた。
その隙に宿儺の舌が私の口内へと侵入してくる。



だって！！いや私はイケメンとするのは好きだけど、宿儺も良く見たらイケメンだけど、流石に呪いとしたくはないし！！
それに私は、されるより犯す派なの！！！
なんせドSだからね！！



そもそも男に攻められるなんて私のプライドが許さないし、とにかく解釈違いなの！！！





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