【五条悟】最強と最凶に奪い合いされてます【両面宿儺】

12.同類 ページ15

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悪びれる様子も無く、にこにこと答える五条先生に、勿論私はすぐに反論しようとしたけど、そこは流石口から生まれた男と皆に言われるだけはある五条先生。



「領域展開と同じようなものだよ。前に教えたでしょ、相手の領域よりこっちの領域の方が強ければ領域を展開されても押し合いに勝てる。打ち消せるってね。呪力もそれと同じだよ。宿儺の呪力を打ち消すには、こっちも強い呪力を流して対抗するしか無い」

『でッでもそれと今のは関係無いしわざわざキスとかッ』

「マウストゥーマウスが1番効率良く相手の体内に呪力を流せるんだよ。そして宿儺に勝てる呪力を持つ術師なんて現状僕だけ。相手は呪いの最強だよ？まぁ呪力量なら優太も負けてないけど、呪力そのものの重さ、強さも考慮すると僕の呪力でしか対抗出来ない」

『なッ、そ、そんなの、でも……』

「……ふぅん。じゃあ良いんだ、このまま宿儺に好き放題されても。呪いの王をどうにか出来るのなんて最強の僕しか居ないのになぁ〜、Aがあんなに慕ってる優太も無理だし傑も無理だと思うけどなぁ〜？」

『ッう、わ、わかっ、わかった！わかった、からっ！ほ、ほんとにそれしか方法が、ない、なら……うぅ、』



最強の言う事には妙に説得力があって。
確かに、呪いの王なんてものをどうにか出来る人なんて五条先生ぐらいしか居ない……、



「ほんとほんと♡流石に宿儺関連で嘘なんてつかないよ〜♡」

『……』

「まぁ、すぐに効果が出る訳じゃないけど、続けてれば必ず僕の呪力が宿儺を上回るよ♡僕が最強なのは、僕の生徒なら嫌でも知ってるでしょ？♡」

『……ま、まぁ、たしかに……？』



なんか上手いこと乗せられた気がしないでもないけど……
先生の強さだけは本物だからな……他に案も思いつかないし……私は半ば強制的？に頷くしかなかった。



「だからこれから、毎日こうやって僕の呪力をAの中に流してくからね！♡」

『……え、毎日？！』

「当たり前じゃん、毎日続けてやんないと効果無いから」

『いやでも、ッんんん？！♡』



って、またキスされた！！！
しかもまた深いやつ！！！
抵抗する暇も無く五条先生にまたも口内を蹂躙されて、もはやされるがままになるしかない私。
これを毎日？！
焦る私とは対照的にめちゃくちゃ機嫌の良い五条先生。



油断大敵とはまさにこのこと。



てかなんか、これじゃ宿儺も五条先生もやっぱり私にとっては同類なんですけど？！





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