雪屋敷の日常3

112Days ページ12

「麗華！！！！」



物凄い形相で部屋に入って来たのは


レイカの父親、筒香の組長。




ふっかについて行った時に見た自信に溢れた顔とは真逆。




「お父様！良かったっ、この下賤な人達をっ」



「お前はっなんて事をしてくれたんだ！！」



「え…」



「お前のせいでっ、今まで築き上げて来た物が全部バーだ！全てなくなった！！！！

これがどう言う事かわかってるのか！！！！」



「お父様…何を…」



阿部「悪いけど、ちょっとイジらせてもらったよ？」





スマホをヒラヒラさせてながら口だけで笑う阿部。



あん中にどれだけの情報が入ってんだろ。



こえぇわ。





「あなた！」



「お前のせいで！筒香組は終わりだ！！」



深澤「おい」



「ふっ深澤君…この度は本当に申し訳ない！

どうか縁だけは！繋がりだけは切らないでくれ！！」



深澤「笑わせんなよ。元はと言えば、お前があのクソ女を俺に会わせたのが事の発端だろ。
金輪際俺たちに近づくな」



「そんな…」




絶望する筒香親子。


当たり前だ。






ふっかがAを抱えたのを見て、俺は車を回しに行く。

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