70Day ページ20
女の人について行くと、学校からは少し離れた路地に入った。
・
あれ…
この臭いどこかで…
「あなた、雪宮のお屋敷にいるんですってね」
『はい…』
「雪宮の方々は、心に決めた方はおられるのかしら？」
つまり、恋人とか、かな…？
『いない、と、思います』
「あら〜。あんなにお顔が整ってらっしゃる方ばかりなのにね？
どうしてかしらね？」
急に鋭い目付きに変わる。
まるで、蛇みたいな…
『さぁ…』
「辰哉さんも可哀想よね〜」
『え…』
「私ね？辰哉さんと恋仲なの。結婚の約束もしてる。
でもね？今は出来ないって言われたの。
どうしてかしらね？」
『…』
「あなたがいるからよ〜！
あなたが屋敷にいるせいで、辰哉さんも他の組員達も、結婚はもちろん恋人を作る事も出来ない。
まさか、自分が彼らに迷惑をかけている事に気付いてないなんて、随分甘い考えなのね〜」
『私の、せい…』
「そう。全てはあなたのせい」
私の肩に置かれた手。
まるで、私を引き離そうとしてるみたいに力強い。
「あなた、邪魔なのよ。
私と辰哉さんの為に、雪宮から出て行ってくれるかしら？」
雪宮から、出て行く…
そしたら、私はどこに行けばいいんだろう…
・
・
渡辺「ストップ」
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ぽんぽんす(プロフ) - 影片りなさん» 初めまして！嬉しいお言葉ありがとうございます(´∀｀)頑張ります！！！ (2020年7月9日 11時) (
レス) id: 32587a9042 (このIDを非表示/違反報告)
影片りな(プロフ) - 初めてまして。面白くて一気読みしました。移行おめでとうございます。更新頑張ってください！ (2020年7月8日 16時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんぽんす | 作成日時：2020年7月7日 21時
