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渡辺side
阿(いつもの店に19時で予約してるから、先着いた人は入っといてー)
仕事を終え、一旦家に帰り着替えを済ませた頃にLINEが入った
今は、18時半か
そろそろ出るか
タクシーをつかまえて店に向かう
店に着いたのは18時50分
ちょっと早かったかな?俺一番乗りか?
外で誰か君の待とうかな、中入っとこうかな
そんなことを考えてたら
宮「あ、翔太」
渡「おう、お疲れ」
宮「中、入らないの?」
渡「え?あぁ、今から入ろうと思ってたとこ」
先に2人で入り奥の方の個室へ
宮「みんなまだ来てないんだね」
渡「そうだな。まだ19時なってないしそろそろ来るんじゃね」
そこから沈黙の時間が流れる
でも気まずいとかはなくて
どっちかというと心地いい感じ
渡/宮「あのさ」
見事に被った
渡「ごめん、いいよ、先」
宮「いや、そっちからいいよ。大したことじゃないから」
渡「あの、あれだ…涼太、恋人…出来たって。良かったじゃん。おめでとう」
本当におめでとうって思ってんのかって1発でバレるくらいぶっきらぼうに言っちゃってる
ありがとうって
その言葉を聞けばもう完全に吹っ切れるのかなって
そう思ってた
宮「…え?恋人?俺が?」
渡「…え?」
宮「俺、恋人なんて居ないよ?誰から聞いたの?笑」
渡「え、ふっかから…阿部ちゃんに聞いたって…」
宮「何その嘘笑恋人ができたのは翔太の方でしょ?」
渡「え??いや、俺も出来てないけど?」
宮「え?どういうこと?」
渡「どういうことも何も、そのまんまだけど。誰から聞いたの?」
宮「ラウールから聞いた」
渡「へ?…なんなの?あいつら笑」
宮「なんのための嘘?って感じだね笑」
渡「ほんとにな笑あ〜良かった。ホントだったらどうしようかと思ったわ」
宮「俺も焦った笑」
俺は、考えるより先に口が動いていた
渡「あのさ…涼太」
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Merkur(プロフ) - まなさん» ありがとうございます。いかにそのシーンを頭の中で想像できるかを意識しながら書いておりますので、そう言っていただけると大変幸いです。続編につきましては、考えておりませんでしたのでその後のストーリーが構想出来れば書くことも検討しようかなと思います。 (2023年1月8日 8時) (レス) id: 872bc06824 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 私がいうのも大変おこがましいのですが、いい意味であっさりした文章なのに引き込ませてくれるのがすごいなと感じました。大変想像がしやすかったです。もしよろしければ、ちょっとしたおまけというか、その後が読んでみたいなと思ったのでご検討して頂けないでしょうか (2023年1月4日 10時) (レス) id: 25b8484c9e (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - はじめまして、まなと申します。今回のお話、切なくってぎゅっとなりました。お互いがお互いを思って好きなのに伝えられないのが本当にもどかしかったです。 (2023年1月4日 10時) (レス) @page7 id: 25b8484c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Merkur | 作成日時:2022年12月4日 11時