検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:12,291 hit

49 ページ2

渡辺side




阿(いつもの店に19時で予約してるから、先着いた人は入っといてー)




仕事を終え、一旦家に帰り着替えを済ませた頃にLINEが入った




今は、18時半か




そろそろ出るか



タクシーをつかまえて店に向かう





店に着いたのは18時50分



ちょっと早かったかな?俺一番乗りか?





外で誰か君の待とうかな、中入っとこうかな



そんなことを考えてたら





宮「あ、翔太」



渡「おう、お疲れ」



宮「中、入らないの?」


渡「え?あぁ、今から入ろうと思ってたとこ」


先に2人で入り奥の方の個室へ








宮「みんなまだ来てないんだね」




渡「そうだな。まだ19時なってないしそろそろ来るんじゃね」







そこから沈黙の時間が流れる





でも気まずいとかはなくて





どっちかというと心地いい感じ


渡/宮「あのさ」







見事に被った









渡「ごめん、いいよ、先」

宮「いや、そっちからいいよ。大したことじゃないから」








渡「あの、あれだ…涼太、恋人…出来たって。良かったじゃん。おめでとう」








本当におめでとうって思ってんのかって1発でバレるくらいぶっきらぼうに言っちゃってる



ありがとうって








その言葉を聞けばもう完全に吹っ切れるのかなって






そう思ってた







宮「…え?恋人?俺が?」








渡「…え?」






宮「俺、恋人なんて居ないよ?誰から聞いたの?笑」







渡「え、ふっかから…阿部ちゃんに聞いたって…」







宮「何その嘘笑恋人ができたのは翔太の方でしょ?」






渡「え??いや、俺も出来てないけど?」







宮「え?どういうこと?」






渡「どういうことも何も、そのまんまだけど。誰から聞いたの?」






宮「ラウールから聞いた」






渡「へ?…なんなの?あいつら笑」



宮「なんのための嘘?って感じだね笑」






渡「ほんとにな笑あ〜良かった。ホントだったらどうしようかと思ったわ」






宮「俺も焦った笑」





俺は、考えるより先に口が動いていた




渡「あのさ…涼太」

50→←作者より



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
198人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Merkur(プロフ) - まなさん» ありがとうございます。いかにそのシーンを頭の中で想像できるかを意識しながら書いておりますので、そう言っていただけると大変幸いです。続編につきましては、考えておりませんでしたのでその後のストーリーが構想出来れば書くことも検討しようかなと思います。 (2023年1月8日 8時) (レス) id: 872bc06824 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 私がいうのも大変おこがましいのですが、いい意味であっさりした文章なのに引き込ませてくれるのがすごいなと感じました。大変想像がしやすかったです。もしよろしければ、ちょっとしたおまけというか、その後が読んでみたいなと思ったのでご検討して頂けないでしょうか (2023年1月4日 10時) (レス) id: 25b8484c9e (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - はじめまして、まなと申します。今回のお話、切なくってぎゅっとなりました。お互いがお互いを思って好きなのに伝えられないのが本当にもどかしかったです。 (2023年1月4日 10時) (レス) @page7 id: 25b8484c9e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Merkur | 作成日時:2022年12月4日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。