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「は、はい…っ!」







ドラモンド「カイン、何度言えばわかる!ここにいる兵はお前の部下ではない! 号令は私が出す!」







カイン「細かいな…」







ドラモンド「お前が大雑把なんだ!そんなことだから騎士団長の座を追われたりするんだ!」









騎士団長の座を追われた?

兵士たちには慕われているように見えるけど……



やっぱりこの世界でも上の方には腐った人がいるのかな……?












カイン「わかった、わかった! なんだっていい、早くしてくれ。どうぞ、閣下」







ドラモンド「ゴホン......者共、 かかれ!」












わああぁぁっ!と兵隊たちが声を上げて、 カインに向かって襲いかかる。

襲いかかってくる兵隊たちの剣を軽々と躱して余裕で叩き伏せていく。








カインって人、強いんだな……真希先輩みたい







その時、誰かから腕を引かれた。

驚いて振り向くと、さっきカインさんと一緒に箒に乗って来た金髪の人。










?「…………」









じっと見つめられ居心地が悪く、少し戸惑いながら話しかけてみる。













『えっと……お兄さんはカインさんと一緒にいた……』







ヒース「あ……東の国の魔法使い、ヒースクリフです。 ついて来てください」











ヒースクリフと名乗った人は、五条先生に引けを取らないくらいキレイな人だった。




ビスクドールみたいで、瞳はそれこそ五条先生の目みたいだ。










見すぎてしまったのか、私の視線から逃げるように、ヒースクリフさんは俯いた。




やっぱりまだ距離感が安定しないな……
失礼だったかもしれない。












ヒース「こっちへ」





『………』













黙っていると、ヒースクリフさんは急かすようにもう一度軽く腕を引いた。




でも、無理やり連れていくようなことはせず、私のことを待ってくれている。




私の意思を尊重してくれるだけ、あの大臣よりよっぽどマシ。





第五話 賢者と魔法→←第三話 賢者と魔法使い



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- 応援してます (5月3日 18時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
米麹かもしれない(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます!不定期ですが良ければ応援してやってください……! (3月17日 22時) (レス) @page16 id: 889d48e298 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新楽しみにしてます (3月15日 23時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:米麹かもしれない | 作成日時:2024年3月9日 22時

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