第五話 賢者と花かけらの波 ページ16
カイン「 ……!気をつけろ、〈花かけらの波〉だ!」
ヒース「夜空一面に高波みたいな花びらの群れが!」
「これ避けた方がいいの?」
ムル「突っ込もう!だって触ってみたいよね!賢者様」
『え、』
言葉を返す間もなくムルさんはスピードをグンと上げる。
急激に全身に襲いかかる重力と慣性に抗いながらムルさんの肩越しに前を見ると、キラキラとしたナニかが目の前を漂っていた。
ムルさんはそれに向かってスピードを上げてて、あっという間に触れる距離にまで近付いた。
好奇心に勝てず触ると、手袋越しにホロホロと崩れる感覚が伝わる。
砕けた花びらは光の粒になってふよふよと飛んでいってしまった
『 ……綺麗』
あまりにも美しい光景
シャイロック「皆さん無事ですか?」
カイン「あぁすごい光景だな……」
ムル「あはは!ほら、触れてよかっただろ!」
「人生は旅さ!二度と出会えない素敵なもので溢れている!」
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雪 - 応援してます (5月3日 18時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
米麹かもしれない(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます!不定期ですが良ければ応援してやってください……! (3月17日 22時) (レス) @page16 id: 889d48e298 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 更新楽しみにしてます (3月15日 23時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:米麹かもしれない | 作成日時:2024年3月9日 22時