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第一話 渋谷事変、そして ページ2

目が覚める。




目の前には見たことも無いような、エレベーターのようなものの中だった。


ガタゴトと、普通のエレベーターでは聞きなれないような音と共に強烈な違和感が襲ってくる。





さっき、私は間違い無く宿儺に気絶させられた筈だった。





思い出す度に呪いが育つのが分かる。

あまりに遅いが、呪力とホロロギウムの関係をし自覚し戦いに応用したのも、ついさっきだ。





こんな場所で時間を浪費している場合では無い。

脱出する術は?そもそも私は生きているのか、それとも風変わりな死後の世界なのか?









?「やあ」

『……!?』









見知らぬ声がし、驚いて振り向けば帽子が浮いている。





呪いの気配は無く、ただただ浮いているだけみたいだ。

帽子の中には子供の描いた夜空のような不思議な空間が広がっている。








?「ようこそ、賢者様。エレベーターの行き先は私がご案内いたしましょう。」

?「私は西の魔法使いのムル。行き先は、<大いなる厄災>によって壊れかけた世界」









突然、光が帽子とその周りを舞い、1人の人間が現れた。




ムル「お会いできて光栄です、愛しい賢者様」




『!!!』








突然、帽子の下から人間が出現した。


驚きのあまり声も出ないが、ムルと名乗る魔法使いは構うことも無く話を続けていく。





そもそも、魔法使いってどういうこと……?


おとぎ話で王子とプリンセスのマジカルでミラクルなラブを結ぶあの人たちってこと?






ただ、呪力の感じもしなかったのにいきなり現れたということは魔法を使ったってことかもしれない。









ムル「これから賢者様を、少しばかり厄介なことに巻き込むかもしれません。」


ムル「さて、厄介事には色々あります。色恋沙汰、名誉に戦争、家族、友人、仕返し、恩返し……」



ムル「今回は、その中で最も厄介な問題!」







ムル「__世界救済。あなたにその手伝いをして欲しいのです。」

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- 応援してます (5月3日 18時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
米麹かもしれない(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます!不定期ですが良ければ応援してやってください……! (3月17日 22時) (レス) @page16 id: 889d48e298 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新楽しみにしてます (3月15日 23時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:米麹かもしれない | 作成日時:2024年3月9日 22時

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