113話 カッコ付けてたよな？ ページ14
『なんて、こったッッッ‼』
そう、まさに
なんて、こった…な、
この事態に俺は
D「…携帯ッ携帯ッッ俺の携帯はッ⁉」
汗で濡れた
シャツもそのままに…
勢いよく廊下に飛び出した。
………事の発端は
「今日のお前は
やたらに、カッコ付けてたよな？」
少しの笑いを含んだ…
タッピョンの
そんな、一言だった。
D「…え、まぁ、最終日だし
撮影入ってたし？」
T「ふーん…それだけか？」
なんだよっ
この意味ありげな感じ。
D「やぁ〜、何が言いたいんだよぉっ」
なんて、
少しだけ五月蝿そうな目線を
タッピョンに向ければ
T「……仔犬が来てたからだろ。」
って…当たり前みたいな顔して
ヒョンが「だろっ？」って
D「はっ？冗談言わないでよ。」
今度は本気で
ジトっと睨みつけながら
D「そーゆーの、止めてよ。」
って、分かりやすく
威嚇してんのにっ
T「……はっ？
いや、来てただろ。」
D「来てなかったよっ」
……またヒョンは
俺の事からかってんだろ？
T「いや、あれは仔犬だったっ」
D「じゃーっ、何処にいたんだよッ」
ヒョンは俺をからかってる。
………そう、思ってた。
T「2階の1列目っ、ステージの横辺りだろっ」
……そう、思ってたのに。
D「はっ？」
それは、間違いなく
俺が用意した、ハナな席で
T「お前が、呼んだんだろ？」
D「………えっ？あぁ…うん。」
一体、どうなってんの？
本当に
ハナは来てたの？
今日、ここへ？
………俺の事、ずっと見てたのかよっ？
思いの外
テンパった俺が
どうして良いか分からずに
ウロウロと頭を掻けば
T「電話でもして確かめればいいだろ。」
って、タッピョンが
呆れた顔して、呟いた。
D「あっ、そっかっ‼」
……かくして、
話の冒頭に戻るわけだけど
何処へ行っても
スタッフだらけの、この状況で
ゆっくり
電話出来る訳も無くて…
探しに探したのは
人気のない、非常階段。
そこに身体を縮こめて
ヒョイっと小さく腰を下ろすと
ヒューって、吹き抜ける風は
馬鹿みたいに冷たかった。
もう、すっかりと冷え切ったシャツは
俺から
体温を奪って行くけど…
手にした携帯を
ゆっくりと、耳に押し当てれば
それが全くの
嘘だったみたいに
ドキドキと
冷えた身体が、熱を持った。
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うずら(プロフ) - ゆきこさん» ゆきこさんもっ、2人で応援して下さるなんて…これは頑張らなければバチが当たりますね(*≧∀≦*)本当に励みになります、ありがとうございます！ (2019年11月21日 23時) (
レス) id: e04ce93e69 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - かおるんさん» かおるんさんッ！待っていて下さったんですね…感動します(T ^ T)本気で嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年11月21日 23時) (レス) id: e04ce93e69 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきこ(プロフ) - はーい！(^^)/ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 85a8c05e44 (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - もちろんでし♪ゆきこさん、(*≧∀≦*) 応援し続けましょー (2019年11月21日 21時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきこ(プロフ) - かおるんさん、一緒にうずらさん応援しましょうねー！ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 85a8c05e44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うずら | 作成日時：2018年7月26日 1時
