101話 剥き出しの嫉妬。 ページ2
玄関の扉を「バタンッ」と
少し大袈裟な音を立てて閉めると同時に…
D「ヒョンッ、一体どう言うつもりだよっ？」
不快感を
全面に押し出した顔付きで
俺より少し背の高い
タッピョンの顔をクイっと見上げた。
……あぁ、クソッ
何でヒョンは、俺より背が高い訳っ？
何でヒョンは、そんないい顔してんだよっ？
なんて、今更すぎる馬鹿な思いが
モヤモヤと俺の中に、暗い影を落としてく。
きっと
ハナだって……
『この人、素敵。』
って、そんな風に思ったに、違いない。
ヒョンを見れば
大体の人がそんな印象を持つの分かってる。
D「僕の事からかってんだろっ
こんな事して、何が面白いんだよッ⁉」
T「………。」
うん、そうだ
そうに違いない…
男の俺でも
ヒョンってカッコイイと思う位だ。
……まあ、喋り出したら
ただの変人だけど。
D「…黙ってないで、何とか言えばっ⁉
さっきは、あんなに楽しそうにハナと喋ってたろっ」
T「………。」
………ハナも
凄く楽しそうにしてた。
俺以外の奴とも
あんな風に話すんだなって
なんて言うか
ショックだった。
それでも、やっぱり
笑った顔が、凄く可愛いくてさ……
ヒョンは
そう思わなかった？
D「……何とか、言えよ。」
ハナって、可愛いでしょ？
僕の''彼女''だよ。
そう言ってしまえたら、良かったのに……
残念ながら俺とハナは今
''友達''ですら無い。
自分で言い出しておきながら
俺は一瞬だって
彼女を友達と思えた事なんて無かったんだ。
……ヒョンの目に
俺達2人は、どう、映ってた？
余裕も無く
嫉妬を剥き出して
ヒョンに噛み付く俺のこの姿は
一体、どう映ってる？
D「ヒョン……なんで黙ってんだよ。」
何も答えようとしない
タッピョンの肩に
小さくグーで
弱いパンチをポスッと入れた。
T「……テソン。」
やっと口を開いたタッピョンが
拗ねた顔した俺に
しっかりと向かい合う。
D「………うん、何だよ。」
ねぇ、タプヒョン…
俺はいつだって
赤ちゃんみたいなヒョンを心配してる。
俺の大切な仕事仲間で
家族で、兄貴で、親友だから。
ヒョンだって俺の事
勿論、そう思ってるでしょ？
可愛い弟だって
大切な家族だって……
それを
知ってるから
俺は、余計に傷付いたんだ。
T「……悪い事は言わない、あの女は、止めとけよ。」
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うずら(プロフ) - ゆきこさん» ゆきこさんもっ、2人で応援して下さるなんて…これは頑張らなければバチが当たりますね(*≧∀≦*)本当に励みになります、ありがとうございます！ (2019年11月21日 23時) (
レス) id: e04ce93e69 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - かおるんさん» かおるんさんッ！待っていて下さったんですね…感動します(T ^ T)本気で嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年11月21日 23時) (レス) id: e04ce93e69 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきこ(プロフ) - はーい！(^^)/ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 85a8c05e44 (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - もちろんでし♪ゆきこさん、(*≧∀≦*) 応援し続けましょー (2019年11月21日 21時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきこ(プロフ) - かおるんさん、一緒にうずらさん応援しましょうねー！ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 85a8c05e44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うずら | 作成日時：2018年7月26日 1時
