60話 減らず口 ページ10
なにこれっ……
形成逆転って、ヤツなワケっ？
Y「もぉ、全部じゃ分かんないよぉ〜っ！」
G「はっ？分かるじゃんっ！」
Y「もっと具体的に言ってくれなきゃっ。」
G「はぁ〜っ////？？」
Y「ねぇーっ、教えてってばぁっ♪♪♪♪」
ソラの奴っ
完全に楽しみ出してんじゃんっ‼
……あのさぁ
なんて、言うか
君の可愛さは
あちらこちらに散らばってるから
それを1から上げたなら
明日の朝まで掛かっちゃうんだけど……
それでも、おーけー？
G「もぉ…今日は無理だよ。」
Y「''今日''は無理なの？」
G「そーっ。」
Y「なんでぇ〜っ」
G「しつこいってww」
離れてた俺の身体に
わざわざソラがまとわりついて
『ほらっ、私の逆転でしょっ？』
みたいな顔して
満足そうに笑ってる。
……あぁ、馬鹿なソラ。
こんな事くらいで
俺に勝ったつもりで居るんだからww
もう、そのくらいで
止めとけば良いのに……
やっぱり彼女は、調子に乗るタイプだからね。
Y「もーっ、１つくらい、教えてよぉ！」
G「………。」
Y「ジーヨーンーっ」
G「はぁ〜……分かったよっ
……そんなに知りたいなら、教えてあげる。」
そう言うと
俺は目の前にある
ソラの２つの頬っぺたを
「えいっ」
って、両手で挟み込む様に''捕まえた''
Y「ちょッッ////」
ソラは驚いて
思わず小さな声を上げたけど
G「……良い子だから、大人しくしてて？」
その気になれば
ソラは直ぐにでも
俺のこの手からすり抜けてける……
どうしたって
俺が彼女の身体を
''捕まえる''事なんて、出来ないから。
……それでも
俺の言葉で、恥ずかしそうに
その動きを止めたのは
俺が彼女の『心を捕まえてるから。』
ねっ、そうでしょ？
G「ソラの、可愛いとこはね……」
「………この頬っぺたと…減らず口だよ。」
それは……
ひょっとすると
まるで、無意味な行為なのかも知れない。
そこに伝わるはずの
『熱』も『感触』も、存在しない。
全くもってバカバカしい？
笑っちゃう事？
まぁ別に
どーだって構わない。
………そこに、何を求めるのかが、問題なんじゃない？
唇と唇を重ねるみたいに
心と心を、くっ付ける。
俺達は、それで良いんだって……
そんな事を考えながら
彼女の可愛い''減らず口''に
……そっと優しく、自分の唇を寄せた。
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うずら(プロフ) - まりさん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます！！他の作品も読んでいただいてるんですね(*´Д｀*)まりさんの様に楽しんで下さる方が居ると思うと頑張れますッ！！ (2019年7月12日 21時) (
レス) id: e04ce93e69 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 最高です、、、めちゃくちゃ泣きました。。。他の作品も更新楽しみにしてます！ (2019年7月12日 11時) (レス) id: 50b87f1970 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - なすぴさん» その言葉に私が感動ですッ号(┳Д┳)泣 更新がんばりますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです！ (2019年1月15日 14時) (レス) id: e04ce93e69 (このIDを非表示/違反報告)
なすぴ(プロフ) - 感動！！！！更新ずっと待ってます！！ (2019年1月15日 10時) (レス) id: 10ff8b7314 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - ことりさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(^-^) (2018年10月2日 7時) (レス) id: e04ce93e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うずら | 作成日時：2018年5月24日 15時
