92話 硬いベッド。 ページ43
結局、俺は
その日のうちに
D「じゃあ、行くよ
時々は、帰れる様にするからね。」
Y「……はいっ。」
ほんの少しの着替えをまとめてから
ハナの居る、あの家を後にした。
あぁっ、心配しないで？
俺の行く場所なんて
幾らでもあるんだっ。
……携帯を片手に
事務所から1番近い
セキュリティの効いたホテルを探すと
すんなりそこに
チェックインした。
ツアーが終わって
やっと貰えた少し長めの休み……
家でのんびりしよう、とか
ハナと何処かに出掛けてみるのもアリだ、とか
LEGOやろっ
2人でLEGOやろっ、とか…
帰りの飛行機で
色々、考えてたのにな。
「はぁぁ〜っ。」
けど、まぁ、コレばっかりは
仕方ない事だよな？
………うん、仕方ない。
なんて
今のこの状況を
自分自身に言い聞かせながら
ドサっと寝転んだホテルのベッドは
いつもより、少しだけ硬くて
なんだか居心地が悪かった。
「ハナのバーカっ。」
こんなはずじゃ、無かったのにさっ
「………俺の
……………………バーカっ。」
長い休みの始まりと
その終わりを
この硬いベッドの上で迎える事になったのは
もちろん
言うまでも無い、事だよね？
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うずら(プロフ) - コメントありがとうございますっ、とても嬉しいです！ (2018年1月16日 20時) (
レス) id: 9393da3d02 (このIDを非表示/違反報告)
reinamitani(プロフ) - すっごく感動しました！！ (2018年1月16日 17時) (レス) id: 08bb60ff7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うずら | 作成日時：2017年9月22日 11時
