71話D ページ21
…きっと、彼女も
俺の事、好きだと思うんだよね?
もちろん、俺だって同じ気持ち。
…好き合う男女が、1つ屋根の下。
それって、そーゆー事じゃない?
繁華街で、彼女に再会した瞬間
本当は…思い切り抱きしめたかったんだ。
…でも…
『今から、彼氏が来るのっ。』
初めて会った、あの日の言葉が
結局、まだ俺にブレーキを掛けてる…。
彼女は…
『魔性の女』というヤツなんだろうか…?
彼氏がいながら…
俺と手を繋ぎ…
俺の部屋に上がってしまった…。
フーフーと、息を吹きかけながら
俺が一生懸命に用意したお茶を…
……可愛く、飲んでいる……。
一体、どう言うつもりなんだ?
…この俺に、二股でも掛けるつもりなのっ⁉
そーわ行かないゼッ‼‼
君を、俺に夢中にさせてやるっ‼‼
……ねぇ…本当にさ
彼氏の事なんか
さっさと、忘れちゃえよ。
俺達は、きっと…
運命なんだ…
だって、そうだろ?
じゃなきゃ…
こんな出会いを
神様が与えてくれる訳ないじゃないか。
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作者名:うずら | 作成日時:2017年4月26日 14時