11話 G 告白。 ページ12
それは、
突然の告白だった。
もちろん、僕への告白では無い。
G「……別に、良いんじゃないか」
恋愛は自由だ、
ヒジュが誰かを好きになる事もあり得るだろう。
僕等が結婚するまでに、
その関係を清算すれば良いだけの話だ…
『私の主治医のパク先生…彼が好きなの。』
G「へぇ、そうか。」
『……ジヨンは、好きな人、居ないの？』
G「あぁ、居ないよ。居た事ない。」
嘘じゃ無い。
まともに女と付き合った事すら無いまま
僕は、25歳の男になって居た。
金は腐る程持ってるし、
容姿は端麗…
言い寄る女は、幾らでも居た。
「僕には、婚約者が居る。」
いずれは終わる関係だと、
君との未来は無いのだと、
僕は必ずそう言ってから、女を抱く。
深い関係なんて
面倒で、無意味だ。
''人のモノ''になると分かってる男に
簡単に抱かれる女達…
所詮、
ただの阿呆だ。
どこか冷めた、そんな気持ちで、
僕は彼女達を見て居たんだ。
『今まで、誰も、愛した人は居ないの？』
G「うん、居ないよ。」
『……そう、悲しいのね。』
なぁ、ヒジュ…
僕は、悲しい人間なのか？
僕には、人の愛し方が
分からない。
けど…
もしも、愛するなら、
いつか、
誰かを愛せるのなら…
その''誰か''は、
きっとお前なんだと思ってた。
.
.
.
.
.
『ジヨン様ッッ
ヒジュ様が何処にもお見えになりませんッ！！』
それは、
僕等の婚約式の当日。
祖父にも懐かない
屋敷のどう猛なドーベルマンを
仔犬の様に
飼い慣らして居たヒジュは……
まんまと、
誰に気付かれる事も無く、
彼女の主治医の
パク先生と
………駆け落ちを、した。
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うずら(プロフ) - いつきさん» コメントありがとうございます！何を隠そう、私もいつきさんの大ファンです！本気でいつも読ませて頂いてる作者様なので、テンションかなり上がりました。私もいつきさんの更新楽しみしております！私も喜んで頂ける様に頑張りますね！ (2019年11月27日 1時) (
レス) id: e04ce93e69 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 凄い好きなタイプのお話です…っ、昔からうずらさんのファンですが、毎回本当にジヨンさんのキャラとかが好き過ぎます…。更新楽しみに待っております！ (2019年11月26日 22時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うずら | 作成日時：2019年11月24日 21時
