こじらせ男子。

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ねぇ！Aちゃんが可愛すぎるんですけど！！
もうこれどーゆうこと！？ねぇもうこれどーゆうことぉ"ぉ"！！？？


いつもは隊服姿のAちゃんだったけど(それすらも可愛いんだけどね！)

今日は黄色の可愛らしい着物を着て髪型もなんか変えてて、より女性らしい格好に新鮮すぎて自分のドキドキの音がとてもうるさかった。


『ねぇ、あんまりじろじろ見ないでよ。…恥ずかしいから、』


あまりの可愛さでつい見惚れているとそれに気づいたAちゃんは少し頬を赤らめてボソリとそう呟いた(そんな仕草も可愛すぎて、)


「もう殺す気ですか！！？？」

『なにが！？(汗)』


あ。ついつい心の声が口に出てしまっていた。


あー。それにしてもほんとやばい。
こんな可愛い姿を他の人に見られちゃうなんてなんかちょっと悔しいなぁー。

もう俺だけが独り占めしたいのにさぁ"！！


なんてちょっと独占欲が沸々と湧いてくる気持ちをなんとか抑えつつ、ちらっと隣にいるAちゃんに再度視線を向けるとそれに気づいたAちゃんはふわりと優しく微笑んでくれた。


だから可愛すぎるって！(泣)

もう可愛さで感動すら覚える俺にAちゃんはなにかを思い出したかのように突然口を開いた。


『ねー、善逸』

「なに？」

『まえから思ってたんだけど善逸の手ってがっしりしてて大きいよねー』

屋敷を出る頃からずっと繋いでる手をAちゃんは微笑みながら見てはそう呟いた。


「Aちゃんの手が小さくて華奢なんだよー。ちゃんと女の子なんだねー」

『えーなにそれ！どーゆう意味ー！(笑)』


なんて他愛もない話で一緒に笑い合ったり、こうやって隣同士で手を繋ぎながら一緒に歩いていける。

そんな些細なことがすごく嬉しくて、

この瞬間が大切で、幸せで、


あー。このまま時間が止まればいいのにな。

なんて思ってた。




「Aちゃん、」

『なにー？』

「俺さ、すごいAちゃんのこと好きだよー」

『ふふ、なに急に(笑)』

そう言いつつも頬を赤らめては、

『私もだよ、善逸大好き』

優しく微笑んでそう答えてくれるAちゃん。




そんなAちゃんを見ては、


この幸せがずっとずっと続きますように。



そんなことを思ったんだ。









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