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ぱちくり。
「え、あれなんで俺寝てたの、」
目を開くと、Aちゃんがそこにいない代わりに俺がベッドの上に転がっていた。
えーとえーと。待てよー。
確かAちゃんに接吻しようとしたときに…
そうそう!もうAちゃんが可愛すぎてさー!
なんかもう我慢できなくて、うわー!もう恥ずかしいー!けど幸せー!!
でも確か誰かが入ってきて、Aちゃんが驚いて俺を押したとこまでは覚えてんの。
それでベッドに寝かされてるってことは…。
そういや頭の後ろがじんじんする。
「ああ"ー!なるほどねぇ"ー!!俺気絶してたのねー!!」
頭の後ろを触って確認してみるとぷくっと膨らんだたんこぶが出来てて、このおかげで一連の状況を理解した。
でも一体誰が入ってきたんだよー(あと少しだったのに!)(邪魔しやがって〜(泣))
「大丈夫ですか?」
「ひ"っっ!!!」
隣をみるといつの間にか部屋に入ってきたアオイちゃんが立っていた。
「アオイちゃん、びっくりさせないで!口から心臓まびろ出るとこだった!!(汗)」
「なにを言ってるんですか。それよりAさんのこと追っかけ回すのはやめてあげてくださいね!」
「ははーん。追っかけまわすなんて。俺はな!Aちゃんと恋仲になったんだよ」
あぁ〜。にやにやが止まらない。
恋仲って言える日が来るなんて〜。
なんて天を仰ぐような気分でいる俺に対して、アオイちゃんは思いっきり哀れな目で俺を見ては、(その目やめて)(ねぇ傷つくからやめて?)
「ってゆう妄想ですよね…?」
「んなわけあるかい!!(怒)」
なかなか信じてもらえない善逸なのでした。
ーーーーーーーーーー……
「ったく、俺のことどーゆうふうに見てんだよー」
さっきのアオイちゃんとの会話を思い出してぶつぶつそう呟きながら屋敷を出ると、前からAちゃんがいそいそと俺に気づいて駆け寄ってくれた。
『善逸!大丈夫?私思いっきり押しちゃって(汗)』
「大丈夫大丈夫〜!!」
Aちゃんの顔見れたらこんな痛み吹き飛んじゃったもんねー。
それに対しAちゃんは、ごめんね。と言いながらぷくっと膨れているたんこぶをよしよししてくれるから、
相変わらず優しくて可愛いなー。って改めて思った。
そしてこんな人が俺と恋仲になってるなんて!あーもう夢のようだ〜。
…あれ、でもなんだろう。この音。
気のせいかAちゃんからは、
"不安"な音が聞こえてくる。
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miho。(プロフ) - ごぉどさん» ありがとうございます!なかなか更新できなくてすみません(泣)頑張るので待っていてくれたら嬉しいです! (2019年12月20日 17時) (レス) id: bfce990d0b (このIDを非表示/違反報告)
ごぉど - 善逸と主人公の可愛さにきゅんっとしました!これからも頑張ってください! (2019年12月19日 23時) (レス) id: 7d71dbb584 (このIDを非表示/違反報告)
miho。(プロフ) - あかはねさん» こんな嬉しいお言葉!ありがたいです!!めっちゃやる気出ました(笑)頑張りますね! (2019年12月3日 23時) (レス) id: bfce990d0b (このIDを非表示/違反報告)
miho。(プロフ) - しょへまるさん» わー!ありがとうございますー!!めっちゃやる気出ました(笑)頑張ります!← (2019年12月3日 23時) (レス) id: bfce990d0b (このIDを非表示/違反報告)
あかはね(プロフ) - ピュアッピュアでめっちゃキュンキュンさせてもらいました…!善逸くん可愛いしかっこいいとか最高かよ…← 続き待ってます! (2019年12月3日 22時) (レス) id: e76134e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miho | 作成日時:2019年11月21日 15時