酒は飲んでも飲まれるな ページ4
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ある日の仕事終わりに、
いつもと同じようにスマホを取り出すと
そこには何十件ものの
エイジと表示された着信履歴が残っていた。
なになになにっ…!
恐ろしいんだけど!!
そう思いながらすぐかけ直してみると、
「もーしもーし?やっほー、えっちゃんだよー!」
と普段よりテンションも声も高く、
電話越しでもわかるくらいいつもと違う様子のえいちゃんが電話に出た。
『え、えいちゃん?なに?どうしたの?』
「なにってなにがですかぁ〜?今日はもう閉店です〜」
え?え?何言ってんの?
理解不能なんだけど!!
そう思いつつ困惑していると、
電話の向こうでもそらくんやみっくんの騒がしい声が聞こえてくる。
うわ〜…かけ直すんじゃなかった。
と少し後悔するレベルに陥っていると、
りっくんの声が電話越しに聞こえてきた。
「Aちゃーん!助けて〜!」
『りっくん?どうしたの?』
なにやらりっくんだけはまともな様だ。
「とにかく!アバハウス来て!お願い!」
そう言って電話が切れた。
こんな状況、本来なら絶対に行かないけど、
りっくんにお呼ばれしてしまったら行くしかない。
スマホをカバンに入れて、
足早にアバハウスに向かった。
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作者名:みほ | 作成日時:2019年2月17日 5時