【薄桜鬼】一途な恋 【沖田 総司】

1話 ページ3

何か、話をしてる声が聞こえる

松本先生)結論から言おう。……おまえさんの病は労咳だ
※松)と表します

今、なんて……？

沖)そうですか……。でも面と向かって言われると、さすがに困ったな……あははは

松)笑いごとではなかろう

総司の言葉に松本先生は渋面をつくってる

沖)これでも困ってるんですけどね

松)今すぐ新選組を離れて療養したほうがいい。空気のきれいな場所で、精の付くもん食って、ゆっくりしてなきゃいかん

総司…死んじゃうのかな？嫌だよ

沖)それはできません

静かに言った。

松)おいおい

大丈夫なの？

松)自分の身体のことじゃないか

沖)だって…それって、新撰組から離れろってことでしょう？

そうなるね。

沖)それはできないなぁ

松)し、しかし…なぜ、そんなにしてまでここにいたいのだね？

沖)命が長くても短くても、僕にできることなんて、ほんの少ししかないんです新選組の前に立ちふさがる敵を斬る……それだけなんですよ。

総司…悲しすぎるよ。

沖)先が短いなら、なおさらじゃないですか

だからって、、、

松)だがな、この病気は今以上悪くなるようだと周りの人に迷惑がかかる。もちろんAちゃんにもだ。

迷惑掛けていいから。少しでも長く総司といたい。この気持ち伝えたい。

松)もし守れないから近藤さんに言いつけるからな

沖)うわ、ずるいなぁ。それって苦い薬とか飲むよね？

松)当たり前に決まっとるだろうが


沖)先生、近藤さんたちには言わないでくださいよ。約束ですからね

本先生は中庭を去った。

沖)そこにいるんでしょ？Aちゃん

…っ

泣いてたこと、ばれないように、ばれないように

私は、また貴方に嘘をつく

貴)あれー？ばれちゃった？

沖)ばればれ。あと、病気のことｈ(貴)言わないよ。でも、その代わり頼って、頼んなきゃ言いつけてやる。土方さんに…

沖)え、言ったら切っちゃうかも

貴)良いよ。今、無理して笑ってるよね？泣いていいよ。私しかいないから

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