【薄桜鬼】一途な恋 【沖田 総司】

10話 ページ12

総司、好きだよずっとね。

あの日から何カ月もたち、とうとう総司は、起きられなくなった。

総司もそのこと、分っているようで、しきりに私の名前を呼ぶ。

沖)Aっ･･･ｹﾎｯ･･･ｶﾊｯ･･･ｶﾊｯ どこっAっどこにいるのっｹﾎｯ､ｹﾎｯ

貴)ごめんね。此処にいるよ。

沖)そばに、居て。

貴)大丈夫、ずっとそばにいるからっ。

ｷﾞｭｯ

沖)約束だからね…

貴)うん。大丈夫だから、寝てて。

沖)う・・・ん

寝ちゃった総司に私は、静かに言った。

『来世でもずっと総司を好きでいたいな。』

来世では、病気もなく、二人で幸せになりたい。

そう思いながら総司の唇に触れるだけのキスをした。

？)おーいA〜総司〜いるか〜

トコトコ

貴)しぃーっ。静かに‼総司を今、落ち着かせて寝かせたところなの。寝かせてあげて。

長)す、すまねぇ

貴)平助、左之、そこに居るんでしょ？

平)あれ、ばれちった？

貴)当たり前でしょ？

左)やっぱ、Aにはかなわねーな。

貴)当たり前でしょ？ご飯食べてって。総司も喜ぶと思うから。

長)んじゃ、お言葉に甘えて。

貴)どうぞ。



ご飯作り途中、、、、

左)A、総司が呼んでるぞー

貴)‼分った。今行く。左之ありがとう

貴)総司どうしたの？

沖)どこかに行ったかと思った。

貴)どこにも行かないって言ったもん。だから大丈夫

沖)うん。

貴)もうご飯できたから、持ってくるね

長)持ってきたぞー

貴)ありがとう。じゃ、みんなで食べましょうか、

全)頂きます

あーあこんな時間が一生続けばいい。

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