50人クラフト恋愛録

鉄狸　from.you ページ1

参加勢になって、早くも数か月。
夜遅くまで皆と話したり遊んだりを繰り返してる。
楽しくて時間を忘れちゃい、気づいたら３時とかで急いで寝て
朝寝不足でお仕事行くなんてこともザラだったりしちゃう。

「じゃあ、俺そろそろ寝るから。お疲れ」
そういいながらディスコードを切る鉄狸さん。
それを見送り、今日は何時に寝ようかな？なんて考えてると
ラインの電話が鳴り始めた。
『電話来ちゃったから、抜けますね！』
絶対男だ とか騒いでるあーけんさん達の言葉を聞きながら
ディスコードを落として、携帯画面を見ると鉄狸さんからの着信。
『もしもし？どうしました？』
「特に用事ないよ。寝不足で仕事行かないように電話しただけ」
前に『寝不足で仕事きつい』ってツイートしたことがあって以来、
たまに、こうして自分が寝るときに電話をくれるようになった。
女には当たり強いとか色々言われてるけど、本当は優しい人なんだよね
『今日はちゃんと寝ようと思ってましたよ！』
「はいはい。ディスコード抜けた？」
信用してないからと言いたげな「はいはい」だなと思う。
『抜けましたよ！』
「じゃあ、寝な」
そう言われ、大人しくベットに行く
『おや・・す・・さ・い』
「おやすみ」
ベットに入るとすぐに眠気が襲ってきて鉄狸さんのその言葉を最後に眠ってしまった。

〜♪
ん・・・
朝、ラインの音楽で目が覚めた。
『もしもし・・・』
「おはよう」
『おはよ・・・』
「いい加減起きないと仕事遅刻するよ」
電話越しに聞こえるテレビの音と心地のいい声にまたウトウトする。
「聞いてる？A？」
鉄狸さんに名前を呼ばれ一気に現実にかえり時間を見ると７時３０・・・
『鉄狸さんありがとうございます！！』
そういいながら、ベットから飛び起き急いで準備を終わらせ
時間を見ると７時５０分。いつも家を出る時間に何とか間に合い安堵する。
ふと家を飛び出すときに掴んだ携帯を見ると、通話中の画面。
「あ、あの・・・」
『っあ、気づいた？ 間に合ってよかったね』
鉄狸さんは今から家を出るのか、ドアを閉めカギをかけている音が聞こえる。
「本当にありがとうございました。鉄狸さんが起こしてくれなかったら私遅刻しちゃってました」
『俺も楽しませてもらったし、だいじょうぶだよ。じゃあ、また夜に』
そういい終わると電話が切れる。
何を楽しませてもらったんだろう・・・
そんな疑問を抱きながら私も仕事に向かった。

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