ひゃくさんじゅうよんわ ページ34
その少女の顔には
見覚えがあった
入学式、恒例となった
取り巻きの群衆の中
小柄な少女が
背の高い不良少年の
手を引いて突き進む
それはただの好奇心で
なんとなく見てたら
小柄な少女が転けた
不良少年より先に
少女を救った健人の腕
.
何気ないこの瞬間も
誰かの人生を
変えたのかもしれない
.
.
健「ありがとう」
爽やかに微笑む健人に
顔を真っ赤にして俯く少女
柔らかな茶髪の髪に
低身長にかわいい仕草
？「あの…」
決意したように
あげた顔は
茹でダコみたいに真っ赤で
でも少女は何故か必死で
口を開きかけた時
乱暴に屋上の扉が開く
風になびく明るい茶髪
不機嫌そうに歪んだ顔
細身の身体に高身長
入学式の日
目の前の少女といた
あの不良少年だと気付く
？「風磨…」
風磨と呼ばれた少年は
心無しか
切なげに目を逸らす
＿＿＿＿＿だって
顔を見なくても
わかったから
少女の声は
嬉しそうじゃない
むしろ、なんで…って
彼の登場に
不満を漏らす声
それに気付いたんだ
彼も
風「···行くぞ」
少女に近付いては
立ち尽くす少女の
腕を掴む
抵抗しない少女
無表情で見つめる健人
私達をじろりと見て
私を見て少し
驚いた顔をした彼は
"王子"と呼ばれる
３人に負けないくらい
整った顔立ちで
私から目を逸らした彼は
早足で屋上から出ていった
途端に消える
爽やかな笑顔
勝「絶対好きだよね」
楽しそうに
健人を茶化す勝利
廉「モテモテやなぁ」
興味無さそうに呟く廉
·
·
ねえ健人
貴方はいつ
私は廉のモノだと
気付いたの
···いつ
悪魔の毒に
侵されたの
·
·
健「・・・タイプかも」
「え…」
偶然聞こえた
上ずった彼の声
タイプ？あの子が？
それでも
呆れ笑いも出ないほど
彼の瞳は真剣で
何故か激しい
寂しさに襲われる
廉「…A？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 266人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あずさ - あんまり分かんなかったです。続き見たいです。 (2019年3月26日 20時) (
レス) id: a3beb0ac03 (このIDを非表示/違反報告)
えむとえぬのひと(プロフ) - 最初の話と繋がってないし、どんどん話はズレてくし、廉くんいないはずなのにいつのまにかいたりとか、もうよくわかんなかったです。話を変えるなら新しく作って書いて欲しかったです。最初のお話が個人的にはすきだったです。 (2018年12月4日 8時) (レス) id: 9b9e85f899 (このIDを非表示/違反報告)
ふまこ - 結局終わりがよくわかんなかったです (2017年10月29日 9時) (レス) id: d46a2e69cd (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 廉くんがオチなのも見たいです！ (2017年8月14日 19時) (レス) id: d477555afa (このIDを非表示/違反報告)
南 - 佐藤勝利くん落ちがいいなぁ (2017年8月9日 21時) (レス) id: d0372e64a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
