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Aside



しかし新たな生を手にしたのは私だけなのかな?

他の人達はこの世界にいるんだろうか…



いるんだとしたら…会いたいなぁ……



そしてどうやらこの世に巨人という存在はいない様だ。
おまけに戦争なども無いらしい。


良い事だ。



もう人と人が争うなんて…あってはならないからね。





前世の記憶も思い出したし、佐野家の記憶もしっかりあるし!
調査兵団の気配が無いのが残念だけど、今はエマ達が私の家族。

昔の力全てをフル活用してでも守らなきゃね










万次郎「Aーー。」



襖が開けられ、入ってきたのは万次郎。



「!万次郎、どうしたの?」



万次郎「ずつー治った?」



頭を傾けそう聞いてくる。あざとい…かわいい……



「うん、もう動けるよ」



万次郎「おっじゃあ手合わせ!しようぜ!!」



「圭介とか他の子達は?」



てか稽古の時間なのにこの子勝手に抜け出してきたのか?
全く…



万次郎「あいつら弱ぇからやってもつまんねぇもん。Aは強ぇから楽しい!ほら、元気ならやろーぜ、な!」



ニカッと笑いながらそう言われる。
前世の記憶覚えてない時でも私強かったんだな…

万次郎は他人と比べて強い子だから私とやる方が楽しいのね


…いつも負けてるけど

負ける経験も必要だけどいつも負けてて楽しいのかな



「弱いだなんて失礼なこと言わないの。あの子達もすぐ強くなるよ」



万次郎「いつかっていつだよ。今強ぇのはAだろ?」



……それはそうだけどさぁ…



「しょうがないなぁ…たまには私に勝ってよ」



万次郎「はぁ?今日こそ勝つし!!」



「どうかな笑」















あ、ぼろ勝ちしました。

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作者名:みれい | 作成日時:2023年12月4日 1時

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