晴れ時々雨

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するとそのカフェは尋常じゃないくらいオシャレで。

『やばい。あのチーズケーキ、中しっとりのやつやん。』


尾行目的ではなくもう既にチーズケーキ目当て、
もう河井さんなんかよりもチーズケーキ。


亜「えっ、騒がんとこうな？」

って言ってた張本人が。



亜「え、なにこれ。めっちゃ美味しいやん！
いい所見つけたな！また来よね！」

騒いでんじゃねえか。

そして残念な事に私達2人に変装と言う名の概念は無い。


「あのー。デート中ですか？」そうやってかけられる言葉を全て否定して。

「写真撮ってもらっても良いですか？」


そうやって私と亜生君が2人写る。

盗撮されるより気分が良いからまぁ、いいや。


『あれ、何やってたっけ。』


亜「あれ。チーズケーキ頼む？3個目」


『亜生君も食べるんやろ？』


亜生君はははっと笑うとチーズケーキを2個頼んだ。
出来る男だね。流石だな。はははっ


『亜生君、写真とろーや』


某激盛れアプリ(ギザギザのアプリアイコン)を開き、ネズミを選択する。


わー盛れたなー。なんて話してたら。


「お前ら何やってんねん。」

『げっ。河井さん』


呆れた顔で私達の元にきた河井さんが居た。
彼女さんはどこやったんかな、

河「あれ、彼女ちゃうからな。変な事考えんなよ」


亜生君と2人で考えてないよねー。って笑ってるけど河井さん無表情。


河「俺ちゃんと好きな人おるし。」


こんな人がちゃんと恋愛する事に余りにも驚いてしまって。


亜「あっ！Aちゃん！」

床にフォークを落としてしまった。

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