曇り模様 (ページ2)

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『どうしよ。あせーくん。面倒やねんけど』

「そんな文句ゆわへん！贅沢もんやで？」

『あんなんそこらへんの女の子にあげるわ』

付き合って数ヶ月も経ったけど。
ただただ面倒くさい。面倒くさい。

『どーせあせー君と話してんの見つかったらなんか言われんねんで』

「そんなもんちゃう？」

『あせーくんは違う。いや、この前稲ちゃんと飲みに行ったら怒られてんで？重い奴や。』

重い＝愛とは捉え難い。
ただ束縛して満足してるだけかもしれへんし。

莉彩子に相談しても自分もリア充な癖に舌打ちして終わるし。

チョットワタシイミワカラナイネ。

『どーしよ。でもわい男好きちゃうねん。
純粋に仲良くしたいだけやねん。』

「急にどうしたん。」

『えっ。あ、いや。』

でも良いよな。漫画ではこーゆー場面たまたま彼氏見てて後から「嫉妬した」なんてクソみたいなシーン無いし。

てか大体さ、映画の恋愛のやつって私立題材やん。
あれ学校広いし綺麗すぎやん。

公立あんなきれないし。屋上行けんし。ほとんど
てか非現実的過ぎるわ。夢見たら悲しなる。

『いい策がある。』「え？だからどうしたん？」

『〈浮気なう〉』とかメールで送ってみる。
こーしないと中々鉢合わせにはならないんやし。

夢見るってつらいんだね！