【Fischer's】完全に。

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『あー。しんど。』

シ「暗いなー。ほら。帰るぞ！」

『んー。帰ろー。あー。あー。』

ン「なにー？傷心会するのに更に落ち込んでるじゃん！」

『まーねー。』

「まーまー。落ち着けって！」

『半分！いや、全部！お前のせいだよ！ごらぁ。』

「やーん。怖いわ〜。許してちょ」

『しゃーなしな。』

シ「ちょろい！」

ぺ「元気出してよ！ねぇ！」

『うーん。』

シ「ほら。行くぞ。立てって」

シルクと手を繋ぐ形で教室を出る。

カップルに見えた？ふふふ。やだー。(棒)



『あ。』
神様は私の事が嫌いなのでしょうかね。

モ「Aちゃん達だー。何処か行くの？」

ふと、モトキ君は私の手元に視線を落とした。

『まー。出かけてくる。よ？』

モ「そっかー。、、、、、、で？その手はどうしたの？」

無表情で淡々と話すモトキ君が怖く見えた。
まー。シルクの事好きなのね。成る程。

シ「特に意味はねーけど。」

ん？火花？火花散ってる感じ？

ン「もー！早く行こうよ！Aもお腹空いたよね！」

『ま、まぁ。ね。』


ダ「ごりらー。あ、間違えた。A逹ー。行かねえの？」

やっべえ。あちらに他クラスのメンツが集まったよ。

誘ってくれないんだ。モトキ君がそう言った気がした。

でも君には相手がいるじゃないか。ねぇ。
それでも私に思わせ振りの態度を取るのはなんで？

理由を聞かせてよ。ねぇ。ねぇ。ねぇってば。



「モートーキ君！」

甘ったるい声で。
キラッキラのうざい笑顔で。

うざくてうざくてたまらない。

『ひらりちゃん、、、、、。』


浅「なになにぃー？教えてっ！Aちゃーん。」

能天気なやろーだな。死ぬほどウザい。

『だか「はーい。うちの親友に近づかないでくださーい。」、、、、、さやか』

「残念だけどはるひもいるから。」
横からまいのも顔を出した。


「いっちいち邪魔しないで上げてくれ無い？話してるタイミングでわざと声かけに行かないで。いつも目障りなんだけど。」

「そんな事言っちゃ可哀想だよ。ね？私はそう思わないから。大丈夫だよ？ひらりちゃん。、、、、、はるひ。謝って。そこまで言ったら泣いちゃうかもしれないでしょ？相手、お嬢様だよ？」


こいつら。非道すぎだわ。流石だなー。

モ「そーゆーのさ。言わないでくれない？ひらりちゃんが1番傷付いてるんだからさ。」

その言葉にはるひが反応した。

「全部？何もかも？」

モ「そうだよ。全部」


、、、、、

「はぁ？」

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