【Fischer's】完全に。

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『はい。じゃー、用意出来るもの！何がある？コスプレとかあるの？』

「まー、俺らは服をアレンジして着れば良いし。問題は来てもらう人だよなー。」

誰かがそうつぶやく。
はーい。挙手でお願いしまぁーす。


『うーん。何着かは用意出来る。ハロウィンとかさ。そーゆーの。』

「あー！私達の家にいっぱいある！」
媚売りーずの佳奈穂ちゃんがそう言った。
あー、ありがてえな。


『各自、持ってこれるものは持ってくる！材料も！あー。チャイムなるー。なるべくゴミを出さないように！』

チャイムが鳴り、総合が終わる。
やった。あいあむふりー！ひゃっは、、、、。

『マサイ君。忘れてた。』


マサイ君君の元へ向かう途中、例の２人を見つけた。

んー、死んでくれないかな。ねぇ。


「あー！Aちゃん！どーしたの？」
うん！上目遣いキモい！あはっ！顔は良いけどね！

『マサイ君、いるかな、あ。居るじゃん。しかも普通に。』

取り敢えずまぁ、大きな声で呼べば嬉しそうに来てくれた。

「おー。ありがと。」


『お安い御用。天使のためなら。』


いつもと変わらない、主に私がバカみたいな話をして居ると、モトキ君が話しかけてくれた。


「２人って付き合ってたっけ。」


またまたー。思わせぶり的な事言ってー。

貴女には彼女が居ますでしょ？

「まぁ、一応な。お前も付き合ってんだろ？」

マサイ君ー！ブーメラン返しかよ。

「そーだけど。さ。」


『ひらりちゃん！遊びに誘ってくれてありがとう！また、決めよーね！』

上辺の笑顔でそう言えば、ひらりちゃんは一瞬考え込んで顔を上げた。

「そうだ！ダブルデートしない？」

は？何言ってんだこいつ。殺すぞ。
メッタにしちゃうぞ？


『ダブデかー。うーん。みんな予定合うの？今週の日曜日とか。』

「モトキ君は空いてる？」
上目遣いっ！おーえー。

「うん。」

『じゃー、マサイ君は？』

「悪りぃ。空いてるわ。がっつりと。」


「じゃー、決まりだね！楽しみ！またLINEするからね！」

丁度チャイムが鳴った。
これ以上無駄な抵抗はやめろってか？
な き そ う

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