高橋一生短編集

その癖 ページ26

『ね、怒ってない？』

「珍しい。機嫌取りなんて。」

『え、だって。怖いし。』

「怒ってませんよ。」

少し微笑むと安心しきった顔をした。

『よく壁ドンしたねー。童貞の癖に。』

「童貞、、、、、」

『事実だしー。』

『ま！茂平私のこと大好きだもんね！』

「なんでその話になったんですか」

『んふふ♡』

「あーあー。大人をからかわない。」

『えへ♡茂平ー！大好きだよ!』

「カレカノでも無いのに、、、、、」

『そーねー。んじゃ茂平は旦那様！』

ニコニコしながらよくそんな事が言えるな。と、変な所で尊敬。

「そーですね。Aさんは奥さんですか。」

「愛してますよ」

と、やられっぱなしは好きじゃ無い。

触れるだけのキス。

『んな！茂平⁈』

顔を真っ赤にして驚くAさんが目の前にいた。

「普段のやり返しも良いですね」









『くっそ。やられた。』

「まだ根に持ってるんです？」


『茂平！』

返事をする前に口を塞がれる。

「ちょっ！」

「っ！」

抵抗するも部屋の中には水音しか響かない。

『ぷは。さすがの茂平も無理だね。フレンチは誰でもできるよ』

「だからっ！」

『大人をからかうなでしょ？可愛かったよー？キスしてる時の茂平w』

『童貞に負ける気はしないんで』

ペロリと舌を出しその後にまた、んふふ♡と彼女の独特な笑い方で笑った。

彼女の勝つことはこれから先無理だろう。

可愛い可愛い娘さん。→←その癖

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す