【Fischer’s】貴方の為なら

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担任が自己紹介はいらん！なんて適当な思考のもと、1時間目は暇だった。

はるひ達と話すのも良かったけど。なんかね

「A。ね、ボーとしてないでさ。」

『あ、のめん。』

「のめん⁈」

『あ、しくった。ごめんごめん。』

はるひが私の机に来て、その後にさやかもまいのも。

きゃーきゃー話そうかと思ってたけどね。

シ「なあ！A！俺の友達紹介するから！着いてこいよ！」

んー？なんで上からなのか。

『ンダホ君知ってるから。いーよ。』

シ「同じクラスになった記念だろ！ほら！」


まってー。1時間目ー！おーい！しーるくー！

腕を引っ張られ、「Aー。行ってこーい」にやけ気味の友達を置いておいてドアに肩がぶつかりながらも進む、

『いって』

シ「ンダホー！、、、、、お。もときー！」

その声に気付いたのか2人はこちらに向かって来てくれた。

「おおー！Aー！1年ぶり！」

『んー。数ヶ月ぶりかな。』

1年の時同じクラスだったのに。1年ぶりて。

ンダホ君の横で浅いツボにはまったのか笑ってる子が居た。

「Aちゃんって変な子？笑笑」

顔を上げたその子は。

モトキ君は。




ーー可愛くて。


「Aちゃん？」

私を呼ぶ声が。その優しい目が。

なんだか愛おしくて。


これが、、、、、恋なんだろうな。

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