先輩、好きです。2【すしらーめんりく】

72.考え込み ーりくsideー ページ29

学校が終わって、Aちゃんのいる病院へと向かう。

記憶はまだ戻ってないんだろうな。

全部、俺のせいで。

俺があの時、あの場所で、あの時間に、あんな言葉を発せなければ。

Aちゃんはこんな事にはならなかった。

怪我だってしなかったし、記憶だってなくなってなかった。

今も、普通なら学校に通えてたし、ペットボトルロケットだって出来てた。

毎日一緒に登校だって出来た。

お昼ご飯も一緒に食べれた。

誰にも迷惑かからなかった。

俺があんなことをしなければ。

今も、いつも通りに過ごせてたんだ。

あぁ、なんであんな事したのだろう。

消えてしまいたい。

いつもの日常に戻りたい。

自分勝手な考えばかり出てくる。

あ、やばい、冷や汗が…

落ち着け、落ち着け…

病院が目の前にある。

大丈夫。

焦るな。

平常心を保て。

早歩きでAちゃんの病室へと向かう。


ガラッ


扉を開けて、Aちゃんの寝ているところに行く。


りく「…あれ」


いない。

代わりに沙奈がいた。


りく「Aちゃんは？」


沙奈「…別の部屋」


りく「え？」


沙奈「…昨日の夜…また意識がなくなったの…」


は？

また？

意識が？

なくなった？


どういう事…だよ。


沙奈「まだ目を覚まさないって…だからここで待ってるの」


りく「…俺も待つ」


沙奈「え？もし夜遅くになったらどうするの？」


りく「それは…その時決める」


沙奈「帰ったほうがいいよ、お母さんたち心配するよ？」


りく「大丈夫、なんとかなる」


沙奈「…まぁ、りくくんがいいならいいけど…」


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どうも！作者のぴょん吉です！



最近hit数が増えてきていて…ものすごく嬉しいです！



このシリーズを始めた当初は全然伸びず、更新をやめようと思いましたが、続編に続く事でだんだん見てくれる方が多くなり、200hit数を超えました！



他の方々からしたら、「200？ちっせ、俺は1000いけるし」って方いると思いますが、私にとっては200という数字はものすごく大きいのです！



200で止まらず、どんどん上を目指していきたいです！


これからも、よろしくお願いします！


2019.4.1

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