新規派ＪＰ軍気取りっこ☆vs古参派ＣＣ軍卍檸檬組卍（3） ページ7
彼女には最近まで推しがいた。
イケカテでアイドルをしている人だった。
彼は最近配信をやめてしまい、その寂しさを埋めるためにイケカテで新たな推しを探していたのだ。
れもんぬの枠に来て、声を聞いた瞬間、彼女は出会うべくして出会ったのだと思った。
推していた彼に声がそっくりだったのだ。そして、彼とれもんぬを重ねてしまった。
彼の枠で流れていたコメントと全然違うコメント欄。
‘れもんぬくんがいじめられている！’そう勘違いしてしまった。
彼女の中では主を褒めることが当たり前。主を傷つけるようなコメントは許せない。
初見「れもんぬくん歌も上手いし、イケボだし、面白いし最高だよ！」
れもんぬ「やぁ嬉しいな。もっと褒めてください」
急に来た初見の押しの強さに圧倒されたのと、れもんぬがかなり嬉しそうなのを見て、卍檸檬組卍はキラコメが嫌だと言えなかった。
それからアイドル枠が始まった。
歌枠では弾幕が流れ、順調にアイドルをしていくのかと思われた。
れもんぬ「夏と言えばアイスじゃないですか」
気取りっこ☆1「うんうん」
気取りっこ☆2「そうだね！」
気取りっこ☆3「うんうん」
れもんぬ「でこの前ね、ラクトアイス食べないって約束したんですけど、食べちゃいました。」
気取りっこ☆2「えーwww」
初見「かわいいwwwww」
気取りっこ☆3「wwwwww」
れもんぬ「近くの薬局がmowって言うアイス入荷してくれなくてね。そういうのって店員さんに言ったら入荷してくれるかな？どう思う？mowだけにどうおmow?」
気取りっこ☆1「wwwwwwww」
初見「wwwwwww」
気取りっこ☆2「wwwww」
気取りっこ☆3「wwwwwwwwwwww」
気取りっこ☆4「wwwwwww」
れもんぬ「今日は凸待ちしようかな。久しぶりにカワボ聞きたいな」
気取りっこ☆4「ねー宿題できない笑」
初見「凸いいね！！」
気取りっこ☆3「凸やるなら、他いこ」
気取りっこ☆2「凸したい！！！」
気取りっこ☆4「コメントかいても一個も読まれん」
れもんぬ「あーコメント読んでなくてごめんね」
気取りっこ☆4「許してあげるよ(´・ω・｀)」
気取りっこ☆5「初見です」
気取りっこ☆4「ねーめっちゃ違う枠の配信者から通知くる(´・ω・｀)」
初見「ちょっとまぢで眠いからねる_(:3 」∠)_」
れもんぬ「あー初見ちゃんおやすみ」
気取りっこ☆3「凸苦手だから、ほかのぞいてきた」
気取りっこ☆4「はいスルーした」
気取りっこ☆1「初見さんいたよ！」
れもんぬ「あ、初見の気取りっこ☆5ちゃん好きな食べ物なんですかー」
気取りっこ☆5「カキ氷(◦ >﹏＜。)」
気取りっこ☆4「昨日カキ氷食べた！」
気取りっこ☆3「まぢれもんぬくんかわいい」
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作者名：みはる | 作成日時：2017年11月26日 18時
