茨を踏んだあの日から

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玄 関 近 く に 来 た は い い け ど
警 察 や 鑑 識 が 絶 え 間 な く 活 動 し て る .

俺 っ て 、 意 外 と コ ミ ュ 障 だ か ら
あ の 中 に ヅ カ ヅ カ 入 っ て 、
な ん て 出 来 な い .
タ イ ミ ン グ 良 く 、 優 兄 と か 来 な い か な


？「 北斗 ？ なにしてんの ？ 」


「 樹 ？！ 」


青「 え 、 何 ？ そんな 大声 出して 」


「 ちょっと 、 そこの 刑事さん を
捕まえて くれない ？ 」


青「 そんぐらい 、 行け …… 」


「 ないから 言ってんの 、 」


青「 分かったよ 、
その代わり 、 後で 借り返せよ ？ 」


「 勿論 、 」


ス タ ス タ と 行 っ て し ま っ た 樹 .
双 子 な の に こ ん な に も 違 う の か と
つ い 笑 っ て し ま う .
だ か 、 今 は 笑 え る ほ ど の 余 韻 は 無 い .


警「 君かね 、 私を 呼んだのは 」


「 …… は 、 はい 」


警「 要件は ？ 」


「 防犯カメラ の 映像を …… 」


警「 おっと 、 これは 奇遇だね 」


「 へっ ？ 」


警「 緑川くん 、 彼から 映像を 」


警「 はい . 」


緑 川 く ん と 呼 ば れ た 彼 は
失 礼 し ま す 、 と 言 っ た 後 、
俺 の パ ソ コ ン を 取 っ て
情 報 分 析 を し 始 め た .


警「 宮川警部 、 やはり 彼らの 犯行と見て
間違いはない でしょう . 」


警「 そうか 、、 」


青「 あの 、 奴らの 犯行って …… 」


警「 ああ 、 ここ数日で 男二人組による 犯行が
立て続けに 起きていてな 、 」


青「 それに 、 偶々 俺らの 両親が ？ 」


警「 そうなるな 、 」


「 そんな 、 」


そ れ じ ゃ あ 、
俺 た ち の 両 親 は 連 続 殺 人 事 件 に
" 偶 々 " 巻 き 込 ま れ た だ け な の か よ

そ ん な の お か し い .
何 か 裏 が あ る は ず 、 そ う 思 え た .


青「 あの 、 この流れで 言うのも なんですが 、 」


警「 どうした ？ 」


青「 実は 、 妹が 見つからなくて 、、 」


警「 家の中は ？ 」


青「 ( ﾌﾞ ﾝ ﾌﾞ ﾝ ) 」


警「 それじゃあ 、 行方不明届 、 後で 書いて . 」


青「 分かりました 、 」


勝 手 に 行 方 不 明 に し て た ま る か よ 、
絶 対 に 俺 た ち 兄 弟 で 見 つ け 出 す 、
そ う 決 め た .

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