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五十二,論外 ページ7

太宰side



”論外”

彼女は確かにそう言った。やはり、嫌われたのだろうか。

そんな自分らしくない考えが頭を過る。



国木田「論外?」


貴女「はい。仕事はしませんし、すぐ入水するし。オマケに…」


国木田「オマケに?」


貴女「手が早い。」


国木田「…!?」



A__

それ、言っちゃう?









乱歩「お前、真逆…」


乱歩が小声で云う。


谷崎「…手、出したんですか?」


太宰「ノーコメントで。」←




国木田君もみんなと同じ反応で、Aを唖然とした顔で見ている。




貴女「太宰さんよりも、私は国木田さんの方がいいです。」


国木田「なっ…」




国木田君の顔が真っ赤になった。


彼は暫く悶えた後、咳払いをして真顔に戻った。



国木田「な、なら…他の奴らはどうなんだ?
敦はどうだ、入社前から一緒に居ただろう」


貴女「どうって言われても…」



私の隣にいた敦君の表情に、緊張が走る。



貴女「あ、この前ダメ人間って言われて結構ショックでした。まぁ、可愛い弟って感じですかね」





こっそり伺った敦君の顔は、あからさまに悲しそうだった。



敦「弟……かぁ。」


太宰「私なんて論外だったんだ、元気を出したまえ」



そう言いながら、私自身もかなり傷付いている。


国木田「谷崎や乱歩さんは?」


貴女「谷崎君は、良き仕事仲間です。乱歩さんは…」


国木田「乱歩さんは?」


貴女「一番好きな人(キャラ)は、乱歩さんですね。」


国木田「何ィ!?」






一番好きな人が、乱歩さん___?


確かにあの一件以来、私と居なくなったAは乱歩さんと行動することが多かった。



太宰「あの、乱歩さん_?」



乱歩さんの方を見ると、乱歩さんの顔は真っ赤になっていた。



満更でもなさそうな顔だ。




国木田「好きというのは、恋愛的な意味か…?」


貴女「ちっ、違いますよ…!」






敦「Aさん、顔赤いですね」

太宰「ああ…」




わからない。









Aは、誰を想ってるんだろう。




▽ ▽


国木田「因みに俺は?」

貴女「…お母さん二号?」

五十三,拭えぬ気まずさ→←五十一,恋バナ



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おこげ - は、、面白すぎでしょ、、、 (3月22日 21時) (レス) @page32 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
ALIENS - はじめまして。とても素敵な作品ですね。沢山の夢小説を読みましたが、私はこの作品が一番好きです。続きがとても気になります。別所にて続けるという事で、この物語が続いてくれるのが嬉しいです。URLが載っていないので分からなくて残念ですが、更新頑張ってください (2018年10月13日 17時) (レス) id: ff37f9f0cf (このIDを非表示/違反報告)
智真(プロフ) - 初めまして。続きが気になるようなストーリー性が面白くて好きです(о´∀`о)しかも読みやすくて最高です!もし、よろしければなのですが、移転先がとても気になってるので教えてくれると嬉しいです。 (2018年6月29日 13時) (レス) id: 809fa61cec (このIDを非表示/違反報告)
アリス・キーリング - 移転先を教えてください (2018年5月15日 20時) (レス) id: af14027b7c (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 別所のリンク先をおねがいします! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 9a5180e9be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:燈麗華 | 作成日時:2017年3月2日 0時

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