高層ビルから落下した【文スト】

六十九，狂気に満ちた目 ページ25

【Aside】




アンの部屋で鬼ごっこが始まり、早々に谷崎君が捕まってしまった。



敦君は、自分に集中したアンからの攻撃を交わすので精一杯だ。


私もそれに続き、必死で除ける。


モ「すごいすごい、軽業師みたい！もっと見たいわ！

なんて力強くて便利な能力なんでしょう。
さぞ幼少から皆にちやほやされたに違いないわ。


貴女も、生身でそんなことが出来るなんて凄い。




私も孤児院育ちなの。とても寒いところよ。


私の異能はこんなだから、皆から気味悪がられちゃって。


貴方達が攫われたとき、探偵社は必死に探したそうね。


素敵だわ。


きっと貴方達がいい異能を持ってるからね。



けど組合は失敗を許さないわ。

今回の作戦をしくじったら、汚れたナプキンみたいに捨てられる。



そしたらまた独りよ。

そんなのって信じられる？





ねえ、なぜ貴方達なの？

なぜ私ではないの？」




モンゴメリちゃんの狂気に満ちた目を見て、森さんと敦君が固まった。





モ「不公平よ。貴方達も私の気持ちを思い知るべきよ。









この部屋の中で永遠にね！」

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