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六十四,ルーシー・M ページ19

水族館を後にした私達は、自宅へ帰る前に買い物をして帰る事にした。


私達の家は郊外の田舎臭い場所に在るので、織田作とこんな人通りの多いところを通るのは始めてだ。



貴女「この近くのデパート、大きいんだよ。前に国木田さんが連れてきてくれたの」


織田「国木田……」


貴女「忘れたの?ほら、ピンクエプロンの人!」


織田「ああ、彼奴か」




織田作が納得した顔をする。

どうやら彼の中で国木田さんは、「ピンクエプロンの男」という認識らしい。


…そもそも、それの持ち主は織田作なのだけれど。



織田「…!A。あれ、探偵社の奴だろう?」


貴女「え、どこ?」



人混みの隙間をよく見ると、馴染みの顔が二つ覗いた。

谷崎君と敦君だ。



織田「切羽詰まった様子だな」


貴女「行ってみようか?」



そういえば、私が休んでる間に組合が啖呵を切ってきたという知らせがあった。


ここは人通りの多い、交差点。


若しかすると、もう組合の襲撃が始まったのかもしれない。




貴女「谷崎君、敦君!」


敦「あっ、Aさん!休暇中では?」


貴女「偶々通りかかったの。ニュースで見たよ、組合が動いたんだって?」



そう尋ねると、谷崎君が形相を変えて私に掴みかかってきた。




谷崎「Aさん、ナオミを見かけませんでしたか!?突然消えちゃって、それで___っ!」


貴女「落ち着いて、谷崎君!悠長に休んでた私が言うのもなんだけれど…
ナオミちゃんの事になると取り乱すのは、君の悪い癖だよ。」


谷崎「あ、すみません…」




辺りを見渡す。

原作通りなら、この近くにモンゴメリちゃんがいる筈だ。

モンゴメリちゃんは可愛い、すぐ見つかる←




織田「A、あれか!?」


織田作の指差す方を確認すると、赤毛を三つ編みにした少女がいた。



谷崎「見付けたッ!」


貴女「見付けたの織田作でしょ!」←




谷崎君が走り出し、モンゴメリちゃんに手を伸ばす。


手が届きそうになった瞬間、モンゴメリちゃんが振り返った。









モ「遊びましょ☆」



△ ▽ △ ▽ △

組合のメンバーの表示は、ファミリーネームの一文字目を取ります。

モンゴメリ→モ「」

スタインベック→ス「」という感じ。

モンゴメリちゃん好きなので出せて良かったです。今後もよろしくお願いします。

by燈麗華

六十五,アンの部屋→←六十三,昔の上司



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おこげ - は、、面白すぎでしょ、、、 (3月22日 21時) (レス) @page32 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
ALIENS - はじめまして。とても素敵な作品ですね。沢山の夢小説を読みましたが、私はこの作品が一番好きです。続きがとても気になります。別所にて続けるという事で、この物語が続いてくれるのが嬉しいです。URLが載っていないので分からなくて残念ですが、更新頑張ってください (2018年10月13日 17時) (レス) id: ff37f9f0cf (このIDを非表示/違反報告)
智真(プロフ) - 初めまして。続きが気になるようなストーリー性が面白くて好きです(о´∀`о)しかも読みやすくて最高です!もし、よろしければなのですが、移転先がとても気になってるので教えてくれると嬉しいです。 (2018年6月29日 13時) (レス) id: 809fa61cec (このIDを非表示/違反報告)
アリス・キーリング - 移転先を教えてください (2018年5月15日 20時) (レス) id: af14027b7c (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 別所のリンク先をおねがいします! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 9a5180e9be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:燈麗華 | 作成日時:2017年3月2日 0時

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