誰にも言えない潜入捜査。【ハイキュー】【鬼滅の刃】

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その後も、しっかり授業を受けながら、合間に色んな人に話しかけ、沢山友達を作った。

人脈はあって損は無い。

今まで攫われた人達の情報を集めるのにも、女子の友達の輪を広げていた方がやりやすい。


そして、お昼。

私は鈴ちゃんとその他クラスの女子数人と一緒に食べることとなった。


『ねぇ、鈴ちゃんにさっき聞いたんだけどさ、本当に女子がいなくなるとかあるの？？』

「…うん。私先輩に聞いたんだけど、いなくなった子は大体放課後バレー部の練習を見に行く人が多いんだって。」

「えぇ、怖。でも、私も聞いた。攫われた人は女子が多くて、大体が放課後に攫われるって。」

「でもその事件が起き始めたのって私達が入学してかららしいよ？」

「ってことは、犯人は一年の中にいるのかなぁ？」

「嘘！！ほんと怖い！！」

『…そうなんだ。』



やっぱりバレー部か。

放課後ってことは部員の可能性かなり高いな。

そして、今年から事件が発生したってことは、やっぱり一年生が犯人だから？

それとも、今年になって急に動きだしたとか？


…それはないな。鬼なら人間がいれば食べるはず。

しかもこんなに短期間に沢山の人が攫われてるってことは、絶対に相手は今年から音駒に来たはず。



「どうしたの？Aちゃん、さっきから黙って。」

『！？ご、ごめん。実はね、…私の友達も、被害者の一人なの。』

「え、そうなの！？」

『うん。だから、絶対に犯人を探し出したくて。』

これは情報収集の時に怪しまれないための嘘だ。

「そうだったんだ。私、何か分かったら教えるね！Aちゃんに協力する！」

「私も！」

「私も皆に声かけてみるよ！」

『ほんと！？皆、ありがとう！』


たぶん、この人たちは良い人たちなんだろう。

ふと、この優しい人達を騙しているという罪悪感が私の中に生まれた。


でも、考えたくもないけど、この中に鬼がいる可能性も少ないが、ないとは言いきれない。

その事実は信じたくないものだけれど、この学校の人を救うためにも私は任務を遂行しなければならない。

意外と大変だなぁこの任務。

善逸大丈夫かな、心配だなぁ。




…全部終わったら、また女子の皆で楽しくお喋りしたい。


なんて。





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