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『で、何処が分からないの？？』
正直、私は頭が良い方だ。
私にとって、教えるのは容易いことである。
だから、そんなに時間はかからないだろうと早めに時間を見積もっていた。
…先に言おう。私は間違っていた。
「何処が分からないか分かんない。」
『え？最初の問題は？？』
最初の問題は基礎中の基礎だ。
教科書にも例題として乗っている奴。
だから、誰でも簡単に解けるはず。
「うーん……分かんない。」
だったのに。
『…嘘でしょ。リエーフどうやって学校受かったの。』
私は思わず絶句した。
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『………で、此処はこの式を代入すればいいから、答えはこれになる。…分かった？？』
「んー、此処がいまいちわかんない。」
『えっと、此処は…………』
あの後、私は根気強くリエーフに数学を教えた。
スタート地点はちょっと遅かったが、リエーフは飲み込みも早く分からない所は素直に言ってくれるので教えやすかった。
「A！！プリント終わった！！」
そして、私とリエーフの努力の甲斐あって、先生が来る前にプリントを終わらせることができた。
予定よりちょっと、いや結構時間かかったから、早く行かないとまずい。
『リエーフ、もう結構時間やばいから早く行こう？？？』
やばいやばい。
マネージャーだから早く行かなきゃいけないのに、もうあとちょっとで部活が始まる時間だ。
「えっちょっと待って！」
『はーやーくー！』
いそいそと準備するリエーフを急かして、全力で走って部活に向かう。
『っ、リエーフ足長い！早い！ずるい！！』
「Aはちっちゃいなー！Aの身長俺の足の長さくらいだよな！」
『それは言い過ぎ！！もっと高いもん！ほら、そんな事言ってないで早く行こ！夜久さんに怒られるよ！？』
「夜久さんに蹴られる！？早く行こう！」
『だからさっきからそう言ってるってば！！』
リエーフとくだらない言い合いをしながら走る。
さっきの勉強会のおかげなのか、リエーフと私の距離がそこそこ縮まった気がした。
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赤兎(プロフ) - フレフレ組尊いさん» そんな事を言って頂けて嬉しいです…！！頑張ります！！！ありがとうございます!!!!! (2020年6月20日 14時) (
レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - 赤兎さん» それなです。こんな素晴らしい作品を作ってくれてありがとうございます！更新頑張ってください！！ (2020年6月19日 1時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - ＝クロスオーバーって最高。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - 好きなアニメ×好きなアニメ＝最高 (2020年6月16日 0時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - 無月来夢さん» 研磨良いですよねぇ…！私も大好きです!!コメント嬉しいです有難うございます!! (2020年6月14日 17時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎 | 作成日時：2020年5月24日 12時
