動揺 ページ18
.
Aちゃんちに入ると、嗅いだことのある香りに包まれる。
あー、やっぱり。
ここは翔ちゃんが、居る場所なんだ。
そう実感せざるを得ない。
リビングに通されて、ここ座ってもいい？ってソファーを指さすと、どぉぞって微笑んで勧めてくれた。
ちらっと部屋の中を見渡すと、
何度か見覚えのある、カバンが目に入る。
さっきコンビニに行く時にマネージャーに、
翔ちゃんってL.A？って聞いたら、１週間、L.Aです、って返答きた。
｢これ、買ってきちゃったから、呑も？｣
コンビニから買ってきたビールや缶チューハイを取り出すと
｢もう！呑む気満々じゃないですか！笑｣
｢くふふ、いいじゃん、Aちゃん、明日お休みなんでしょ？｣
｢そうだけど・・・でも相葉さんお仕事でしょ？｣
｢ふふ、おれ？おれね、明日は夕方からなの、笑。ほら、｣
って缶チューハイを手渡しておれはビールのプルタブを開けると彼女がもつ缶チューハイにカチンと合わせて、ゴクンとビールを煽った。
｢あのさ、｣
｢はい？｣
｢さっきの、タクシーの中での話なんだけどさ、｣
プルタブを開けようとしていた彼女の手が、ピタリと動きをとめた。
｢・・・翔ちゃん、だよね？｣
｢な、んで、ですか・・・？｣
明らかな動揺。
｢・・・ごめん。実はさっきさ、お店でスマホの通知が偶然、見えちゃってさ・・・｣
｢あー・・・そう、なんですね、｣
って、悲しげに微笑んで
｢・・・そうです。彼は・・・翔。｣
櫻井翔、です。
っておれの顔を、おれの目をしっかりとみつめて、そう答えた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3227人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れなこ(プロフ) - いきなりコメントすいません！初めまして！とてもこの作品気になって初めから読みたいんですが、パスワードの方教えていただいてもよろしいでしょうか？？ (2019年12月25日 18時) (
レス) id: efb1a479d1 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - ろりぃさん» ろりぃさん、はじめましてー！コメントありがとうございます！嬉しい！翔ちゃんとどうしましょうか・・・←え？wそれはおいおい・・・(爆)楽しみにして下さってて嬉しいです☆ (2019年10月5日 12時) (レス) id: c9577ff471 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - ともさん» ともちゃん、お？切ない！？ありがとう！！嬉しい！ね、これどーなるんだろぉね。修羅場があるのは間違いない(爆) (2019年10月5日 12時) (レス) id: c9577ff471 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - kuronekoさん» あはwやっちまいました！きっと、やっちゃってますwwあたしもどぉなるかわかんない笑！最後だけしか考えてないー！やばばばー (2019年10月5日 12時) (レス) id: c9577ff471 (このIDを非表示/違反報告)
ろりぃ(プロフ) - 翔さんとどうなるのー？！それ以上に相葉さんとはどんな風に過ごすのー？！とか気になります！お話楽しみにしてます！ (2019年10月1日 18時) (レス) id: b196cd5c23 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：和紀☆
作成日時：2019年7月20日 8時
