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タイムアウト。 ページ13
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｢し、仕事は…？｣
｢んー？今日もオフ〜｣
｢え、ウソだ、｣
｢ん。ウソ、笑｣
くすくす笑いながら何度もあたしの額にキスを繰り返す翔くんに、心がこそばゆくなった。
｢もぉ…翔くん、ひどいー。｣
｢棒読みじゃん、笑｣
バレた笑、とかほんとにくだらない話をしながら、何時に出るのか聞くと、
｢んー。あと30分。｣
｢え！うそ！｣
｢ふは！うそじゃねぇし、笑。もーすぐマネが来る頃…
って話してたら翔くんのスマホが音を立てた。
左手であたしの頭を撫でて、右手で通話をはじめる翔くん。
｢は？えー、もう着くのー？…は？ンな訳ねぇし！笑。あー、はいはい、りょーかい｣
って通話をきると、
｢タイムアウト、笑。もう着くんだってさ、笑｣
いい子にしてろよ？って、今度は額じゃなく、唇に。
啄むようにキスが落とされて、ちょっとずつ深くなる。
｢はぁ、ンッ///｣
｢ンな声、出すなよ、笑｣
って唇をほんの少しだけ離して囁くから、唇の振動が伝わって、ジンって熱くなる。
｢しょぉ、ちゃっ、ンンっ///｣
名前を呼びかけたら強引に塞がれた。
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作者名：和紀☆
| 作成日時：2017年3月30日 22時
