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3.とにもかくにも ページ4
「とにかーくっ！！
私はその試験を受けにいく！！ 行くったら行くの！！」
「わかったから、落ち着いて、ね？」
落ち着かなくなった原因はお前のせいじゃ
バカヤロウ
「でも…Aちゃん、なんでそんなにそれを受けたいの？」
「だ〜か〜ら〜、さっきも言ったけど…」
「それだけじゃ、ないんでしょう？」
相変わらず能天気な顔しながら、こっちの考えてる事がよくわかること
……ほんと、不思議なやつ
まぁ、だから友達になってたのかも…
「……私達の、魔ゾクの力を思い知らせてやろうって
考えたの」
「Aちゃん………」
「別にいいさ
子供っぽいって笑っても」
私は少し上の方へと頭をかかげた
「やだ…
ちょーーーーかわいいっっ！！！」
は？
待て なんでかわいいなんだ？
「え？ ちょ、ちょっと
今私、世界に魔ゾクの力を思い知らせて人間を征服してやる！！
みたいな事言ってたのに……え？」
しかもだいぶシリアスな感じにして言ってたつもりだったんだけど！？
「うん、その考え方がものすごっっくかわいいな〜って！」
「ようするに、やっぱり私が子供だって言いたいわけね！？
あぁ〜もう！！！
とにかく！！ 私は、試験、受けにいってくるから！！」
私はそこから猛ダッシュで走っていった
「…あ〜ぁ、行っちゃった
まったくもう あれだけじゃないはずなのに
素直じゃないな〜、Aちゃんは」
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作者名：三倶理鴉(ミグリア)@ルーミアは俺の嫁← | 作成日時：2014年5月28日 20時
