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【グルッペンside】
※モブがやたら話します※
(嫌になるくらいの快晴だな…。)
今日は俺の結婚パレードの日。
無駄に豪華な馬車に乗りクッソ長いメインストリートを
クッソゆっくり移動している。
白馬の王子様でも乗ってんじゃないかってくらい煌びやかなそれは
俺には似つかわしくなくて
幹部の連中もみなそう思ってるらしく、コネシマなんか俺が乗り込むのを
咳き込むほど爆笑しながら眺めていた。
(コネシマめ…帰ったら覚えとけよ…。)
まだまだ終わることのないパレード。
適当に民衆に笑顔を振りまきつつ、ぼーっと周りを見つめる。
戦略のための結婚。
自分がこの地位になった時から必要なことなのは知っていたし、
覚悟はしていた。
だが、やっぱり嫌なものは嫌で────
断り続けていたが、国の情勢上もうこれ以上は勘弁してほしいと
鬼の顔でオスマン先生から言われ渋々今回の結婚の承諾した。
その時のことを思い出し、渋い顔になっていると
「おいコラ、グルッペン。主役がなんちゅー顔しとんじゃ。
そんな顔しとったら、隣のお姫さんにも失礼やろが。」
後ろに控えていた護衛兼お目付け役のトントンがしっかりと注意をしてきた
その様子を隣で見ていた隣国の姫が
「ふふ。構いませんよ。
私があなたの立場であれば同じ顔をしていますから。」
と、美しい笑顔で言ってのけた。
この女性は本当に気丈である。
結婚を決める会談のさなか、俺がどうしてもまだ結婚することが踏み切れず、
きっと同じ立場である姫君ならこの場をどうにか
変えてくれると思い話をふれば
その優しく美しい顔からは似合ない凛とした強い声で
「我が国の発展のため、この場に来たまで。
結婚はその１手段にすぎません。
違いますか？
私からすれば、ただ住む場所が祖国から貴方の国に変わるだけ。
ただそれだけなのですよ。」
その時のことを思い出して
また眉間にしわを寄せてしまう。
「そう怖い顔をなさらないで。民衆が怖がってしまいますよ。」
「…あっちから見たら俺らの顔なんてほとんど見えないだろう。」
「どうでしょうかね。皆さん一目見ようと必死ですから。」
顔を正面に戻し、彼女は興味あるのか、ないのかよくわからない顔で
周りを見始める。
「あなたの国に来てまだ1週間ですが、ここは非常に良い国ですね。
活気にあふれ、そして皆があなたの結婚を祝っている。」
まぁうちには負けますが、なんて憎たらしい言葉をはく隣の女。
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楽雨流-らうる- - よかったです！(*´∇｀)握手しましょ！私もその曲大好きです(^^) (2018年12月21日 15時) (
レス) id: 4c09bfd5b5 (このIDを非表示/違反報告)
midori123(プロフ) - 楽雨流-らうる-さん» わ〜！その通りです！正解です！大好きな曲なんですよね。握手しましょう。 (2018年12月21日 10時) (レス) id: da7d1bc408 (このIDを非表示/違反報告)
楽雨流-らうる- - 初コメ失礼します。一個目ってback numberの日曜日ですよね？間違ってたらごめんなさい(‐人‐) (2018年12月20日 20時) (レス) id: 4c09bfd5b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：midori123 | 作成日時：2018年12月10日 20時
