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誰かに頭を撫でられている感触がして、
意識が浮上する。

ゆっくり目を開けると、安室さんの手がこちらに伸びているのが分かった。
いつ見ても綺麗な青色と、ぱちりと目が合う。


「秋乃さん、お粥出来ましたが起きられそうですか?」

「はい… 起き、ます、」

若干寝ぼけながらも体を起こそうとすると、安室さんが背中を支えてくれた。


そうしてお椀とスプーンを手渡してくれる。

「熱いので気をつけてくださいね、
お水は僕が持ってますから、いつでもどうぞ」

「何から何まですみません…ありがとうございます。…いただきます」


作ってくれたのは卵粥だった。
一口食べると、じんわりと味が広がって。
空っぽの胃の中があたたかくなり、気持ちが落ち着いた。


「おいしい、」

「良かった。
食べられるならひとまずは大丈夫ですね」

安室さんはエプロンを着けていて…当然ポアロのとは違うもので、自前のものだろうか。
なんとなく新鮮に感じる。


「?、どうかしましたか?」

「は、すみません…!なんでもないです」

無意識に見つめてしまっていたらしい。
恥ずかしさに勢いよく顔を背けると、少しくらりとした。

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
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枝豆(プロフ) - ゆあななさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると励みになります、頑張りますね! (2018年5月24日 12時) (レス) id: 12c730cb67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあなな(プロフ) - いやもうほんと、すごく面白いです!!頑張ってください!! (2018年5月23日 22時) (レス) id: 6443c029d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:枝豆 | 作成日時:2018年5月15日 12時

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