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(安室side)


・・・




ポアロの買い出しを終え、店へ戻ろうとした時。外から彼女がカウンターに座っているのが見えた。
梓さんとなにか楽しそうに話している。


ここで会うのは久しぶりだな、なんて思いつつ裏口から戻る。
表からまだ梓さんの声が聞こえる。聞き耳を立てるつもりも無かったのだが、カウンター席付近の声はどうしても聞こえやすい。


「秋乃さんって、安室さんとどういうご関係なんですか?」

――なかなかダイレクトに聞くな。
梓さんも今どきの女性らしくこういう話が好きな人だ。


「どういう…って、ポアロの店員さんと客であり、うちのお客さまでもあり…って感じ?」

返ってきた答えは、まあ予想通りで。
しかし、少し複雑な気持ちになる。

(それだけ、か)




不確かだった自身の気持ちは、少しずつ姿を見せ始めていて。


先日Mignonにポアロの紅茶補充に行った時。

驚かせようと連絡なしに来店すると、従業員の女性がすぐに秋乃さんを呼びに行ってくれた。
前回来た時のことを覚えていてくれたのだろう。

バックヤードから出てきた彼女の顔は、なぜか少し赤くて、慌てた様子で。


(おおかた、また俺との関係を勘違いされて弁解してたってとこか)


目の前で平静を装っている彼女は、いつも通り白いシャツの仕事着姿で。シンプルだが、それがらしくて似合うな、と思う。


一通り話した後、せっかくなので新作を飲んで行ってほしいと言われ、応接室に通された。

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
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枝豆(プロフ) - ゆあななさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると励みになります、頑張りますね! (2018年5月24日 12時) (レス) id: 12c730cb67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあなな(プロフ) - いやもうほんと、すごく面白いです!!頑張ってください!! (2018年5月23日 22時) (レス) id: 6443c029d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:枝豆 | 作成日時:2018年5月15日 12時

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