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「どういう…って、ポアロの店員さんと客であり、うちのお客さまでもあり…って感じ?」
あとマンション隣。それは言わないが。
それくらいである。
「えー、それだけですか?」
「それだけやって」
なぜか残念そうな梓ちゃん。なんでや。
紅茶をテーブルに運んでから、
こそりと声をひそめてこちらに寄る。
「安室さん、常連の女の子たちにすごく人気あるんです。あの人も優しいから無碍にしないし色々お喋りはしてるんですけど…」
「けど?」
「秋乃さんと話されてる時は、なーんか表情が違うっていうか。本当に楽しそうっていうか…そんな気がするんですよね」
私の観察眼は間違ってないと思うんです!と主張している。
「そうかな…?でも、確かに安室さんは優しい人やんなあ」
「ありがとうございます」
「いえいえ……って、」
「「安室さん!?」」
梓ちゃんと見事にハモる。
「ただいま戻りました。なんか僕の名前が聞こえた気がしたんですが、」
「はーびっくりした。おかえりなさい、買い出しありがとうございました!」
食材しまっちゃいますね、と梓ちゃんが袋を持って裏へ入っていく。
今のは女子の内緒話ですよ!と言い残して。
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枝豆(プロフ) - ゆあななさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると励みになります、頑張りますね! (2018年5月24日 12時) (レス) id: 12c730cb67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあなな(プロフ) - いやもうほんと、すごく面白いです!!頑張ってください!! (2018年5月23日 22時) (レス) id: 6443c029d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:枝豆 | 作成日時:2018年5月15日 12時